こんにちは!「1人で自由に稼ぐインフォセラピスト」の黒羽来富です。

 

今回は、「訪問鍼灸用具の選び方や使い方について」ついてお話しします。

 

 

訪問鍼灸の道具はいろいろありますが、私がお勧めしている道具は、

バンシンとローラー鍼です。

 

バンシンは、火を使わない電気温灸器です。

 

ローラー鍼は刺さない安全な鍼です。

ローラーのようにコロコロ転がしてツボや経絡を刺激。

 

これらは、在宅治療の高齢者には安全面では重宝します。

 

鍼灸と言えば、刺す鍼、火を使う灸。

というイメージがあります。

 

そして施術者はこっちの方が効くと思うかもしれません。

しかし、

治療効果を期待しすぎるあまり、

 

患者さんのベッド上の周りの環境や体の状態を把握せずに治療に突っ走るとリスクが高くなります。

 

なぜならば、

例えば、患者さんの部屋で物が散乱して、

 

ベッド上にいろいろ物があり、なかなか鍼を刺しづらい…

 

また、鍼が誤って落ちてどこに行ったか分からない….探すのも手間。

 

ほっておくと後々患者さんの体にも刺さる可能性もあり危険です。

 

さらに痩せておられる患者さんの場合、気胸にも注意が必要です。

 

お灸の場合は、シーツを焦がしてしまったり、間接灸をポロっと落としてあやうく火事になりかけたり…

 

火傷から感染症起こしてしまったり….

 

様々なリスクがあります。

 

しかし、刺さない鍼や火を使わない灸はそのようなリスクを回避できます。

 

 

訪問鍼灸で刺す鍼や火を使う灸を使うな!と言っているわけではありませんが、

すべてはその患者さんの周りの環境と患者さん身体状態やニーズによって使い分けが必要です。

 

ちなみにバンシンやローラー鍼の使い方ですが、あまり難しく考えずに、

その患者さんの症状に適したツボを刺激する意味合いで充分です。

 

わざわざセミナーに行ったり、高いお金をかけて勉強したりする必要もありません。

 

自分で実際に使いながら学んでいくほうがいいと思います。

 

さらにディスポ鍼や間接灸は使えば使うほどコストもかかりますが、

バンシンやローラー鍼は消耗品ではありませんから経済的です。

 

それに低刺激ですので、たくさんツボを刺激したことで後で痛くなったり、

好転反応が出ることも少ないです。

 

ですから、まず訪問鍼灸する上では、バンシンやローラー鍼をうまく使うこと。

 

そして自分でやりながら覚えていく。

教科書レベルでも充分です。

 

まずは難しく考えずに、実践していくことが良いでしょう。