こんにちは、黒羽です。
あなたが訪問鍼灸や訪問マッサージで頑張って働いて、月商が50万、70万、時には100万を超えることがあったとしても…
「なぜか通帳にお金が残ってないんですよね」
…もしそう感じていたら、それは単に“支出が多すぎる”だけの話ではありません。
お金が「貯まらない人」には、いくつか共通する“思考グセ”や“行動パターン”があります。今回は、それを整理してお伝えします。
なぜ、お金が残らないのか?
まず大前提として、「収入が多い=お金が貯まる」ではありません。
年収1000万あっても貯金ゼロの人は山ほどいますし、年収300万でもしっかり資産形成している人もいます。
訪問鍼灸マッサージで言えば、毎月の訪問件数や患者数が増えて「収入が増えた!」と喜ぶ反面、こんなことが起こっていませんか?
・気が大きくなって外食が増えた
・ちょっといいクルマやガジェットを買ってしまった
・何となくATMで引き出してそのまま使ってる
・帳簿をつけてないから、実際の利益が見えていない
・税金や国保の支払いが「ドカン!」とあとからくる
こういった行動が積み重なると、たとえ毎月70万円稼いでいても、通帳にお金は残りません。
“お金を残せる治療家”になる3つの原則
ここからは、僕自身が実践してきた「稼いだお金を手元に残すための原則」をお伝えします。
① 固定費を「最初に決めておく」
事業用と生活用の口座を分けて、事業に使えるお金と、自分が使っていいお金を完全に分けておきましょう。
ざっくりでOKですが、「生活費は月20万円」とルールを決めておけば、それ以上は勝手に使えなくなります。
② 貯金や投資は“先取り”で自動化
稼いだ後に「余ったら貯めよう」は、ほぼ失敗します。
そうではなく、「毎月5万円を先に別口座に自動送金」など、強制的に貯める仕組みを最初に作りましょう。
投資も同じで、月1万円ずつインデックスファンドを積み立てるだけでも、10年後は大きな差がつきます。
③ 数字に向き合う“毎月1回のミーティング”
ひとり治療院でも、経営者である限り、自分の数字にちゃんと向き合う必要があります。
月末か月初に1回だけでもいいので、「今月の売上」「必要経費」「自由に使ったお金」「手元に残ったお金」を振り返る時間をとってください。
“今月、いくら使って、いくら残ったのか?”を見える化するだけで、無駄遣いはぐっと減ります。
✅まとめ
・収入が増えても、思考と習慣が変わらなければお金は残らない
・固定費と生活費のルールを先に決める
・貯金・投資は「先取り」が原則
・数字に向き合う月1回の時間を作る
つまり、「稼ぐ」と「残す」は別のスキルです。
訪問鍼灸やマッサージでしっかり稼げているなら、次に目指すのは“お金を残せる治療家”です。
ちゃんとお金を守れる力をつけておかないと、いざ何かがあった時に、またゼロからのスタートになってしまいます。
“自由に働きながら、将来も安心できる”その状態を一緒に目指していきましょう。