こんにちは、黒羽です。
訪問施術をやっていて、よくある悩みがこれ。
「見込みの患者さんに説明しても、ピンと来てない感じがする」
「こっちは制度の説明をしてるのに、“ふーん…”で終わっちゃう」
そんなことありませんか?
でも実は、これって相手の“本当に知りたいこと”と、あなたが伝えていることがズレているだけなんです。
患者さんの“知りたいこと”は3つだけ
施術の説明をする時、つい専門的なことに力を入れてしまいがちですが――
患者さんが知りたいのは、実はとてもシンプルです。
● どんな人が来るの?
● いくらかかるの?
● それで自分の体はどうなるの?
この3つです。
たとえば、
「週に2回通えば筋肉が柔らかくなります」じゃなくて、
「週2回来れば、夜のトイレ移動が少しラクになりますよ」
というように、“生活がどう変わるか”の言葉に落とし込むことが大切なんです。
技術より「安心感」が伝わっているか?
施術説明をどれだけ丁寧にしても、
「この人、信頼できそうだな」と思ってもらえなければ、次にはつながりません。
患者さんが本当に求めているのは――
✔ 痛みやつらさをわかってくれる人か
✔ この人に任せていいと思える人か
✔ 自分の気持ちに寄り添ってくれるか
つまり、「施術者としての技術説明」ではなく、「人としての信頼感」がカギになるんです。
笑顔、話し方、服装、声のトーン。
全部ふくめて、“この人なら大丈夫そう”を届けていくことが、何より大切です。
制度説明は「わかりやすく1枚」で十分
保険の制度説明も、「全部説明しなきゃ」と思ってませんか?
でも実際は、
● 健康保険が使える
● 1割負担なら300円〜500円くらい
● 医師の同意書があればOK
この3つだけを、1枚の紙にまとめて渡すだけで十分伝わります。
相手が高齢者やご家族であることを考えると、
“情報を伝えきる”より、“安心してもらえる説明”が正解なんです。
まとめ
・患者さんが知りたいのは「施術内容」ではなく「生活がどう変わるか」
・制度説明はシンプルでOK。複雑にすると逆に伝わらない
・技術より「この人に任せたい」と思ってもらえるかが大事
・笑顔、話し方、トーン、服装で“安心”を届ける
・制度資料は1枚にまとめて渡す。長く話さず、わかりやすく