こんにちは!「1人で自由に稼ぐインフォセラピスト」の黒羽来富です。
今回は、「 訪問鍼灸マッサージの障害者雇用で稼ぐには? 」ついてお話しします。
障害者を雇用する際、注意しなければいけない点がいくつかあります。
例えば、まだ患者さんも少ないにかかわらず、 いきなり障害者を雇用してしまうと、
余った時間にやってもらう仕事がないためそのまま自宅待機という形になり、
無駄に人件費を払い続けることになります。
やはり目が見えないハンディキャップのために、
営業や事務処理、パソコン作業など、 施術以外のことをやってもらうことは、正直難しいからです。
1番やってほしいのは施術ですので、施術をメインにやってもらうことを考えると、
あなた自身がまず患者さんを集めていっぱいになったときに初めて、
視覚障害者を雇い、自分の代わりに施術してもらうほうがいいのです。
業務スタイルは、施設専門にし施設の中の患者さんをメインにやってもらうほうが効率的です。
施設で固めてやってもらうことで、ドライバーを雇う必要がなくなりますからね。
例えば、あなたが朝一で施術者を施設に送り、1日施設で施術をしてもらう。
もちろん昼休憩時の送り迎えや帰りの送迎など、あなたが行います。
そうすることで、ドライバー1人雇わなくても回せます。
また、施設専門にすると事故の回避にもなります。
施設だと、どこに何があるか大体把握もできますが、
一般の家だと物が散乱していると視覚が弱い施術者は、
足につまずいて怪我をしたり事故も起きやすいからです。
また、施設の患者さん自身は、寝たきりで意思疎通のできない人もいらっしゃいます。
施術をしっかりやれば、たとえ接遇がイマイチでもクレームに発展しにくい面もあります。
一般の方ですと、接遇が悪いと後々クレームとして言われることがあるからです。
さらに、送迎の際に注意していただきたい事は、必ず事業所を拠点に送迎すると言うことです。
あなたが朝一、障害者の施術者の家に迎えに行きそのまま施設に向かった場合、
往療料の不正に繋がります。
基本的に施術者は、事業所からスタートし患者の所に行った場合に往療料が取れます。
事業所ではない、雇った人の家からスタートしたらまずいわけです。
この辺り、きちんとコンプライアンスを守って行わないといけません。
さらにもし、施設でインフルエンザが流行った場合、
施設は一時的にストップします。障害者を施設専門で雇ったら、仕事がなくなります。
でも、給料は払わないといけないので、このようなことも考えると、
施術以外の仕事をやってもらったり、できる事はないかを考える必要があるのです。
とにかく、障害者を雇う事は助成金が出るからの目先の利益だけではなく、
様々なことを考えて雇う決断をしなければいけません。