こんにちは!「1人で自由に稼ぐインフォセラピスト」の黒羽来富です。
今回は、「人間不信の哲学とは?韓非子に学ぶ治療院経営 」ついてお話しします。
私は、昔学生時代、詐欺にあったことがあります。
ある時、学校の駐輪場で困っている中年の男性がいました。
その男性はすごく話が上手で、本当にかわいそうなストーリーを作り上げて、
私もその話に心を動かされ、お金を貸してしまったのです。
貸してあげた時は、
いいことをしたなぁと思った反面、心の中では少し不安がありました。
その後、ちょっと気にかかることがあって連絡してみたら、
その電話番号は使われていません…
というアナウンスが流れたのです。
この時私は初めて知りました、
人間は簡単に信用してはいけないと。
全部がそうじゃありませんが、特に知らない人が困っていても、
ちょっと冷静に考えるようになりました。
特にお金がらみは異常に注意をします。
昔、春秋戦国時代、秦という国がありました。
群雄割拠、周りは敵だらけで、戦争が絶えない時代です。
そんな中で秦の皇帝(始皇帝)は、韓非子という思想家をこよなく愛していました。
韓非子は、人間不信の哲学を説き、
人間が動くのは義理とか人情ではなく、
所詮、人は利益で動くものだと。
始皇帝は法を整備し、信賞必罰を設けて、
罪を犯した者は処罰を下し、よく働いた者に褒美を与える。
そのような仕組みを作り上げたのです。
これは、今の時代でも大切な考え方です。
いくら人を雇用しても、その人が会社の使い金を使い込んだり、横領したり、
不正を働いたりして…
たった1人の従業員のせいで、会社が潰れることだってあるのです。
よく働いた者、会社に利益をもたらした者はボーナスを与え、
不正を働いた者にはそれなりの処罰が下される。
会社にも就業規則があることで、義理や人情を物差しの基準にせずに、
決断を下すことができるのです。