こんにちは!「1人で自由に稼ぐインフォセラピスト」の黒羽来富です。

 

今回は、「介護倒産件数が最多111件!その背景にあるのは?私が撤退した理由」についてお話しします。

 

介護の倒産件数が年々多くなっています。

その背景にはどのようなものがあるのでしょうか?

私の実体験も交えながらお伝えします。

まず1つは、

人材不足です。

介護保険を取り扱うで必ず満たさないといけないのが人員基準です。

無資格者やサービス時間内に資格者がいないとそれは不正請求になります。

良かれと思ってやっていることが後になってばれた場合、

多額の返還金を払わされ、さらに事業所も閉鎖に追い込まれてしまいます。

これが多くの不正で閉鎖に追い込まれる介護保険事業所の末路です。

特に機能訓練特化型のデイサービスをやっていた私から言える事は、

生活指導員と機能訓練指導員の確保は、大変でした。

また、よく整骨院と併設してデイサービスをされる形態もありますが、

院長兼管理柔道整復師である場合、その院長がデイサービスで働いている時間の間は、

整骨院には管理柔道整復師がいないので、いくらスタッフを雇って勤務柔道整復師がやった施術でも、

それは不正請求になってしまうわけです。

これは意外と知らない方が多いですが、管理柔道整復師がとにかく整骨院にはいないとダメなのです。

2つ目は、

なんだかんだ言っても初期費用がかかる事。

また毎月のコストもかかってくること、さらに売り上げの上限が必然的に決まることです。

先ほども言ったように人員基準を満たさないと保険収入は入りませんし、

人件費や家賃、機材、送迎用の車の管理費用など様々なものがかかってきます。

よくフランチャイズで簡単に儲かるようなキャッチコピーが出回っていますが、

要注意です。

うまくやっている方もいるかもしれませんが、

私の経験上の感じたことは費用対効果はイマイチ。

人の管理の手間とストレス、事務処理の煩わしさ、自由な時間が奪われるし…

その引き換えに儲けは、微妙。

3つ目は、

さらに拘束時間が長いことです。

訪問鍼灸マッサージの場合、

1人につき20分の施術で4000円の報酬がもらえますが、

機能訓練特化型のデイサービスの場合、3時間で3000円程度です。

さらに送迎の時間等も含めると、訪問鍼灸マッサージの方が断然勝利します。

なぜなら、訪問鍼灸マッサージの場合、

出張開業すれば家賃の費用もかかりませんし、1人であれば人件費もかからないからです。

それで20分で4000円の報酬が入るなら、そっちのが断然楽だからです。

まだまだ介護保険事業所を運営するデメリットはありますが、

詳しくは動画をご覧ください。