こんにちは、黒羽です。

僕のところには、

時々こんな相談が来ます。

「黒羽さん、個別コンサルティングをしてもらえませんか?」

YouTubeやブログ、メルマガなどで長年情報発信をしているからだと思います。

「黒羽さんのような働き方をしたいです」

「一人で訪問鍼灸・マッサージをやっていきたいです」

「今こんなことで悩んでいます」

「直接相談に乗ってもらえませんか?」

こう言っていただけるのは、

非常にありがたいことです。

昔の僕からしたら、

考えられないことです。

■昔はアンチから散々叩かれました

僕がYouTubeで情報発信を始めた頃、

かなり叩かれました。

「お前は金の亡者だ」

「治療家の風上にも置けない」

「まともな治療家なら、もっと患者さんのことを考えろ」

そんなことを、

散々言われました。

まあ、

今考えれば、

叩かれて当然だった部分もあると思います。

なぜなら僕は、

治療院業界でよく言われることと、

ほぼ逆のことを発信していたからです。

治療院を大きくしましょう。

スタッフを増やしましょう。

多店舗展開しましょう。

複数の事業を持ちましょう。

年商を上げましょう。

組織を作りましょう。

こういう話が多い中で、

僕は、

「治療院なんて大きくしなくてもいい」

「一人で自由に稼げばいい」

と言っていたわけです。

そりゃ、

反発する人もいますよね。

■でも、僕は実際に「拡大」をやったから言っている

ただ、

僕がこういうことを言っているのは、

事業を大きくした経験がないからではありません。

僕自身、

以前は、

整骨院。

デイサービス。

リラクゼーション。

訪問鍼灸・訪問マッサージ。

いろいろな事業をやって、

スタッフも雇っていました。

つまり、

一度は拡大する方向へ行ったんです。

その結果、

僕には合わなかった。

スタッフ管理。

人件費。

固定費。

人間関係。

複数事業の管理。

いろいろな問題を経験して、

最終的に、

「僕は一人でやったほうが幸せだ」

というところへたどり着きました。

だから、

最初から、

「多店舗展開なんて意味がない」

と言っていたわけではありません。

やってみて、

自分には合わないと分かった。

だからやめた。

それだけです。

■他人の成功を、自分の成功だと思い込んでいないか?

昔、

治療家向けのセミナーなどへ行くと、

こんな話になることがありました。

どんな車に乗っている。

どんな時計をしている。

スタッフを何人雇っている。

店舗数はいくつある。

年商はいくら。

そういう話を聞いていると、

当時の僕も、

「自分ももっと頑張らなければ」

と思いました。

でも、

今振り返ると、

そもそも、

なぜ頑張らなければいけなかったのでしょうか。

スタッフ100人の会社を作ることが、

僕の夢だったのか。

10店舗作ることが、

僕の幸せだったのか。

高級車に乗ることが、

人生の目的だったのか。

違ったんです。

他人の成功基準を、自分の成功基準だと思い込んでいただけでした。

■自分は何のために仕事をしているのか?

ここを、

僕は一度真剣に考えました。

人生には限りがあります。

仕事だけして、

人生が終わる。

僕は、

それが嫌だったんです。

もちろん、

お金は必要です。

お金がなければ、

できないこともたくさんあります。

でも、

ある程度生活できる収入があり、

将来への資産も作れているのであれば、

その先は、

時間のほうが価値が高くなる

と僕は思っています。

だから僕は、

事業規模を追いかけるのをやめました。

利益を残す。

固定費を増やしすぎない。

一人でできる範囲で仕事をする。

そして、

時間を確保する。

僕が求めているのは、

「売上の最大化」ではなく「自由の最大化」です。

■今は、自分がやりたいことをやっています

僕は、

仕事以外にも、

やりたいことがたくさんあります。

総合格闘技。

スノーボード。

ロードバイク。

キャンプ。

温泉。

サウナ。

別に、

これらが仕事になる必要はありません。

お金にならなくてもいい。

ただ、

自分が楽しいからやる。

昔のように、

スタッフや複数事業のことで、

頭の中がいっぱいだった頃と比べれば、

今のほうが断然楽です。

もちろん、

僕と同じスタイルが、

すべての治療家に合うとは思っていません。

会社を大きくすることに、

生きがいを感じる人もいるでしょう。

人を育てるのが好きな人もいます。

組織を作ることが得意な人もいます。

それなら、

その道へ行けばいい。

大切なのは、

「他人がそうしているから」ではなく、自分はどう生きたいのかを決めることです。

■僕も最初から、この考え方だったわけではない

ここは、

結構重要です。

今の僕だけを見ると、

最初から、

「一人で自由に稼ぐ」

という考え方だったように見えるかもしれません。

全然違います。

かなり遠回りしています。

いろいろな事業をやりました。

人も雇いました。

失敗もしました。

本も、

ものすごく読みました。

正確に数えているわけではありませんが、

相当な冊数を読んできたと思います。

速読のセミナーまで行きました。

心理学なども勉強しました。

セミナーにも行きました。

それが全部、

今の僕にどれだけ生かされているかは分かりません。

でも、

分からないことがあったら、

調べる。

本を読む。

勉強する。

試す。

失敗する。

修正する。

また試す。

これをずっと繰り返して、

今のスタイルへたどり着きました。

■だから「コンサルしてください」と言われる

そんな情報発信を続けていると、

ありがたいことに、

僕の考え方に共感してくれる人が出てきました。

昔は、

「金の亡者だ」

と叩かれていたのに、

今度は、

「黒羽さんのようになりたい」

と言ってくれる人がいる。

情報発信って、

面白いですよね。

自分の考えを曲げずに発信していると、

全員には好かれなくても、

同じ価値観を持つ人には届くんです。

だから僕は、

アンチがいたからといって、

自分の考えを全部変えなくてよかったと思っています。

■でも僕は、個別コンサルがあまり好きではありません

そこで、

冒頭の話に戻ります。

「黒羽さん、コンサルしてください」

と言われることがあります。

でも、

僕は基本的に、

個別コンサルティングを積極的にはやっていません。

なぜなら、

僕自身がコンサルという仕事に縛られるからです。

実は、

過去に相談に乗ったこともあります。

会員制のオンラインサロンのようなことをやったこともあります。

でも、

正直、

疲れました。

〇日までに返事をしなければならない。

次回までにこれを準備しなければならない。

相手の進捗を確認しなければならない。

相談が来たら答えなければならない。

当然、

お金をいただく以上、

責任も発生します。

これは、

仕事として当然です。

でも僕は、

そこで思いました。

「あれ?自由になるために仕事を減らしたのに、また自分で予定を増やしているな」

と。

■デッドラインは人を動かす。でも今の僕は、それを仕事にしたくない

もちろん、

コンサルティングには、

大きなメリットもあると思います。

「次回までにこれをやりましょう」

「〇日までに実行してください」

と、

期限を決める。

人間は、

期限があるから行動できることがあります。

一人では先延ばししてしまうことでも、

誰かと約束すれば動ける。

これは、

コンサルの大きな価値でしょう。

でも、

僕自身は、

今はそれを仕事として積極的にやりたいとは思いません。

昔は、

もっと仕事を増やしたい時期もありました。

でも今は、

できるだけのんびりしたいんです。

■だから僕は「まず教材を読んでください」と言う

もし、

「黒羽さんに相談したい」

と言われたら、

僕は、

まずこう言います。

「僕が出している教材の中で、自分の悩みに合うものをまず読んでみてください」

と。

なぜなら、

僕がこれまで治療家の方から相談された悩みって、

ある程度共通しているからです。

営業。

患者獲得。

ケアマネ営業。

施設営業。

施術事故。

患者対応。

経営。

資産形成。

スタッフ。

事業の作り方。

こうした悩みに対して、

僕が経験してきたことや、

調べてきたこと、

実際に使ってきた考え方を、

教材としてまとめています。

だったら、

まずそれを読んでもらったほうがいい。

一対一で、

同じ話を何十回もするより、

僕が時間をかけて整理したものを、

必要な人が必要なときに読む。

僕は、

こちらのほうが好きなんです。

■そもそも、なぜ人はコンサルを受けたくなるのか?

僕は、

コンサルを求める理由の一つに、

「相談相手が欲しい」

という気持ちがあると思っています。

もちろん、

専門的なノウハウを得たい場合もあります。

でも、

それだけではありません。

「この方向で合っていますか?」

「僕の判断、間違っていませんか?」

「これをやって大丈夫でしょうか?」

誰かに背中を押してほしい。

安心したい。

自分の考えを確認したい。

こういう部分も、

かなり大きいと思います。

それ自体は、

悪いことではありません。

人間は、

一人で決断するのが怖いですからね。

■ただ「相談相手がいないと動けない」状態にはならないほうがいい

ここで、

僕が一番言いたいことがあります。

コンサルを受けること自体は、

悪くありません。

でも、

何かあるたびに誰かへ答えを聞かなければ動けない状態

になってしまうのは、

僕は少し危険だと思っています。

経営をしていれば、

答えのない問題が、

次々に出てきます。

患者さんが減った。

スタッフが辞めた。

営業しても紹介されない。

制度が変わった。

競合が増えた。

新しいサービスが出てきた。

そのたびに、

「先生、どうしたらいいですか?」

と聞かなければ動けない。

それでは、

いつまでたっても、

自分で経営判断できません。

■僕自身、個別コンサルを受けてここまで来たわけではない

僕自身、

今のスタイルになるまで、

特定の誰かに長期間、

個別コンサルティングをしてもらったわけではありません。

壁にぶつかったら、

本を読む。

調べる。

セミナーへ行く。

詳しい人の話を聞く。

試してみる。

うまくいかなければ変える。

そうやって、

一つずつ解決してきました。

もちろん、

専門家へ相談したほうがいい分野はあります。

法律。

税務。

労務。

医療制度。

こういった専門領域は、

必要に応じて専門家へ確認したほうがいい。

でも、

最終的に自分の事業をどうするのかを決めるのは、自分です。

ここを他人任せにしてはいけないと思っています。

■コンサルを受けても、最後に行動するのは自分

結局、

どれだけ素晴らしいコンサルタントから、

正しいアドバイスをもらっても、

本人が動かなければ、

何も変わりません。

営業したほうがいい。

でも営業しない。

毎月数字を確認したほうがいい。

でも確認しない。

固定費を下げたほうがいい。

でも変えない。

情報発信したほうがいい。

でも投稿しない。

それで、

「結果が出ません」

と言われても、

コンサルタント側にも限界があります。

逆に、

行動する人は、

一つヒントを渡しただけで、

勝手にどんどん進んでいきます。

調べる。

試す。

改善する。

また行動する。

僕は、

最終的には、

この能力が一番重要だと思っています。

■高額だから結果が出るわけではない

世の中には、

高額なコンサルティングもあります。

半年で数十万円。

場合によっては、

それ以上のものもあります。

もちろん、

価格に見合った価値を提供している人もいるでしょう。

実際に、

コンサルを受けたことで、

大きく人生や事業が変わった人もいると思います。

だから、

高額コンサルそのものを否定するつもりはありません。

でも、

高いお金を払ったから、自動的に成功できるわけではありません。

最後に行動するのは、

自分です。

ここだけは変わりません。

■人の悩みを背負う仕事は、僕には向いていなかった

そして、

もう一つ。

これは、

完全に僕自身の性格の問題です。

僕は、

人から悩みを相談されると、

結構真剣に考えてしまいます。

どうすれば解決できるか。

何が問題なのか。

この人にとって、

どの方法がいいのか。

考えていると、

自分の頭の中まで、

その問題でいっぱいになることがあります。

継続的に他人の悩みを受け止める仕事には、

当然、

精神的な負荷もあります。

僕には、

それを何十人分も抱える働き方は向いていません。

せっかく、

スタッフ管理や複数事業から離れて、

一人で自由に働けるようになった。

だったら、

また別の形で、

人の問題を大量に抱える必要はない。

僕はそう考えています。

■情報は渡せる。でも人生のハンドルは渡せない

だから、

僕がやりたいのは、

個別に一人ずつ引っ張っていくことではありません。

僕自身が経験したこと。

失敗したこと。

勉強したこと。

うまくいったこと。

考えていること。

これを、

YouTube。

ブログ。

メルマガ。

教材。

こうした形で残す。

必要な人が、

必要なときに、

必要な情報を取っていく。

そして、

最後は、

自分で考えて、自分で決めて、自分で行動する。

僕は、

この関係が一番好きです。

■「教えてもらう力」より「自分で答えを作る力」

これから先も、

治療院業界は変わっていくと思います。

制度も変わる。

患者さんのニーズも変わる。

AIも発達する。

営業方法も変わる。

今うまくいっている方法が、

10年後も通用する保証なんてありません。

だから、

僕が本当に身につけたほうがいいと思っているのは、

一つのノウハウではありません。

「問題が起きたとき、自分で情報を集めて、考えて、答えを作り、行動する力」

です。

この力があれば、

環境が変わっても、

また考えればいい。

うまくいかなければ、

また修正すればいい。

誰かがいなければ何もできない状態から、

抜け出せます。

■最後に

僕のところへ、

「コンサルしてください」

と言っていただけることは、

本当にありがたいことです。

昔、

情報発信を始めた頃は、

アンチから散々叩かれました。

それでも、

自分が経験して感じたことを、

発信し続けてきました。

すると、

少しずつ、

同じ価値観を持つ人が集まってくれるようになりました。

これは、

素直にうれしいです。

でも、

だからといって、

僕自身がまた、

コンサルの予定でいっぱいになる働き方へ戻りたいとは思いません。

僕が求めているのは、

やっぱり、

自由だからです。

仕事は、

人生を豊かにするための手段です。

仕事を増やすために、

自由を失いたくありません。

だから、

僕の経験やノウハウは、

できるだけ教材や情報として残していく。

それを読んで、

必要な部分を取り入れてもらう。

そして、

自分でやってみる。

失敗したら、

調べる。

修正する。

またやってみる。

結局、

人生も経営も、

最後はこれだと思っています。

誰かに正解を教えてもらい続けるのではなく、自分で正解を作れる人になる。

僕自身も、

まだまだ分からないことだらけです。

だから、

今でも調べます。

勉強します。

試します。

失敗します。

でも、

それでいいと思っています。

人生は有限です。

誰かの人生を生きる時間も、

誰かの正解を待ち続ける時間もありません。

自分で考える。
自分で決める。
そして、行動する。

その力を身につけることのほうが、

高額なコンサルティングを何年も受け続けることより、

長い目で見れば、

ずっと大きな財産になるのではないか。

僕はそう思っています。

それではまた。