こんにちは、黒羽です。

今日は、

「人を預かるビジネスのリスク」

について、僕自身の経験も含めてお話ししたいと思います。

僕は現在、一人で訪問鍼灸・訪問マッサージの仕事をしながら、コンテンツビジネスも行っています。

そして資産形成もして、お金にも働いてもらう。

さらに、買い物をするときにはリセールバリューも意識して、不要になったものはメルカリなどで売る。

今はこんな感じで、

【自分が働いて稼ぐ】

【コンテンツに働いてもらう】

【お金に働いてもらう】

【買ったモノの価値もできるだけ残す】

という形を作っています。

でも、最初からこんな考え方だったわけではありません。

昔は整骨院を経営していました。

スタッフもたくさん雇っていました。

デイサービスをやったこともあります。

ほかにもいろいろな事業に手を出してきました。

その経験を経て、今になって強く感じていることがあります。

それが、

「儲かりそうなビジネス」と「自分がやるべきビジネス」は、まったく別物

だということです。

特に僕が慎重になったのが、

「人を雇うビジネス」と「人を預かるビジネス」

です。

【人を預かるということは「責任を預かる」ということ】

たとえば、

デイサービス。

老人ホーム。

障害福祉施設。

保育園。

学童。

宿泊施設。

送迎サービス。

バス。

旅行。

キャンプ。

スポーツ教室。

医療・介護サービス。

こういった事業は、社会にとって必要です。

素晴らしい仕事でもあります。

僕は「やらない方がいい」と言っているわけではありません。

ただ、

事業として見るなら、

「利用者からお金をいただく」だけではなく、その時間、その人の安全について大きな責任を負う

という視点が必要だと思っています。

たとえばデイサービスなら、

転倒。

誤嚥。

入浴中の事故。

送迎中の交通事故。

誤薬。

急変。

利用者さんの行方不明。

職員による不適切な対応。

いろいろなことが考えられます。

しかも事故が起きたとき、

「治療費を払えば終わり」

という単純な話ではないことがあります。

事故の内容や過失の有無などによっては、

損害賠償。

行政への報告。

監査。

改善対応。

訴訟。

場合によっては刑事責任の問題。

そして何より、

長年かけて積み上げた信用を一度に失うリスク

があります。

これは会社の規模が小さいから軽くなるわけではありません。

利用者さんや家族からすれば、

「小さな会社だから仕方ありませんね」

とはならないですよね。

【事故は「自分が気をつければ防げる」とは限らない】

そして僕が、人を預かるビジネスについて難しいと思う理由がもう一つあります。

それは、

自分一人だけでコントロールできないこと

です。

スタッフを10人雇っていたとします。

経営者である自分自身は、

ものすごく安全管理を意識している。

利用者さんへの接し方にも気をつけている。

事故防止についても勉強している。

それでも、

スタッフ10人全員が、

365日、

100%同じ意識で行動してくれるとは限りません。

一人が確認を忘れる。

一人が送迎中に判断を誤る。

一人が記録を残さない。

一人が利用者さんへの対応を間違える。

一人がSNSで余計なことを書く。

たった一人の行動が、

会社全体の問題になる可能性があります。

経営者からすると、

これが怖いんですよね。

【人を雇うということは「売上を増やす手段」だけではない】

昔の僕もそうでしたが、

事業を大きくしようとすると、

どうしても、

「人を雇おう」

となりやすいです。

一人では月100万円しか売れない。

だったら5人雇えば500万円。

10人なら1,000万円。

数字だけ見ると、

すごく魅力的に見えます。

でも実際には、

人を一人雇うたびに、

給与だけではなく、

社会保険。

採用費。

教育。

労務管理。

シフト。

有給。

退職。

人間関係。

クレーム。

事故。

管理コスト。

いろいろなものが増えていきます。

つまり、

売上と一緒に「責任」も増えていく。

僕は実際に人を雇った経験があるからこそ、今はここをものすごく意識します。

【「流行っているから参入する」は結構怖い】

世の中では定期的に、

「これからは○○が儲かる」

というビジネスが出てきます。

高齢化だから介護。

インバウンドだからホテルや民泊。

人手不足だから人材紹介。

子育て支援だから放課後等デイサービス。

補助金があるからこの事業。

市場が伸びているからこの事業。

もちろん、

そこにチャンスがあることは否定しません。

でも僕なら、

「いくら儲かるのか?」

を見る前に、

「その利益を得るために、どんなリスクを引き受けるのか?」

を見ます。

たとえば宿泊施設もそうです。

ホテルや旅館は、

部屋を貸すだけではありません。

火災。

食中毒。

浴場事故。

転倒。

感染症。

盗難。

宿泊客同士のトラブル。

自然災害。

個人情報。

従業員の問題。

そして、

建物、人件費、光熱費、設備維持費などの固定費。

客が少ない月でも、

固定費は待ってくれません。

売上だけ見れば魅力的でも、

裏側には相応の責任があります。

【「儲かる」と「そのリスクを背負いたい」は別問題】

僕はここを分けて考えるようになりました。

仮に、

年間3,000万円利益が出るビジネスがあったとしても、

スタッフを何十人も抱えて、

利用者さんの生命や身体に対して大きな責任を負い、

毎日のように電話がかかってきて、

休みの日にもトラブル対応をして、

頭の中が24時間仕事でいっぱいになる。

それを、

「成功」

と感じる人もいるでしょう。

それは全然いいと思います。

でも、

僕は今、それを求めていません。

僕にとって重要なのは、

売上の大きさだけではなく、自由であること

だからです。

【だから僕は一人でやっています】

今、僕が基本的に一人で仕事をしている理由は、

「人を雇えないから」

ではありません。

過去に雇った経験があるからこそ、

あえて一人という形を選んでいます。

一人なら、

人間関係のストレスがほとんどありません。

採用に悩まない。

退職に悩まない。

スタッフ同士の揉め事もない。

誰かの給料を毎月用意する必要もない。

組織を大きくするために、

無理に売上を追い続ける必要もない。

もちろん、一人には一人のリスクがあります。

自分が病気になれば売上が止まる。

自分が動かなければ回らない仕事もある。

だから僕は、

一人で働くことだけで終わらせず、

収入源そのものを分散する

という考え方をしています。

【僕が意識している「商売の4原則」】

僕が商売を考えるとき、

昔から意識している原則があります。

それが、

【小資本で始められる】

【在庫をできるだけ持たない】

【利益率が高い】

【継続的な収入につながりやすい】

という考え方です。

この4つに当てはまりやすい商売は、

大きな借金をして、

大きな設備を持って、

大勢のスタッフを抱える商売と比べると、

個人でも比較的コントロールしやすい。

僕が今やっている訪問鍼灸・訪問マッサージも、

この考え方と相性がいいです。

大きな店舗を持つ必要がない。

高額な設備もそれほど必要ない。

大量の在庫も必要ない。

固定費を抑えやすい。

そして患者さんとの関係が続けば、

継続的な売上につながります。

【ただ、訪問施術だけに依存もしない】

とはいえ、

訪問鍼灸・訪問マッサージにも当然リスクがあります。

施術事故。

交通事故。

制度改定。

自分自身の体調。

患者さんの入院や施設入所。

そして、

自分が働かなければ売上にならない。

そこで、

もう一つの柱としてやっているのが、

コンテンツビジネス

です。

YouTube。

PDF教材。

電子書籍。

メール。

動画。

オンライン上の商品。

こういったものは、

一度作れば、

自分が施術していない時間にも働いてくれます。

しかもデジタル商品なら、

基本的に在庫を大量に抱える必要がありません。

1個売れても、

100個売れても、

商品を100個製造する必要はない。

ここが、

僕はものすごく好きなんですよね。

【AIの登場で、一人ビジネスはさらに面白くなった】

さらに今はAIがあります。

昔なら、

文章を書く。

画像を作る。

動画を編集する。

資料を作る。

販売ページを作る。

これを全部一人でやるのは大変でした。

でも今は、

AIを制作補助として使うことで、

一人でもかなりのことができるようになっています。

もちろん、

AIを使えば何でも売れるわけではありません。

むしろ誰でも作れるようになった分、

普通の情報を並べただけでは売れにくくなっています。

だからこそ、

自分自身の経験。

失敗。

実例。

専門知識。

考え方。

こういったものが重要になってくると思います。

AIに全部やらせるのではなく、

自分の経験×AI

でレバレッジをかける。

僕はこの形が、

これからの一人ビジネスと非常に相性がいいと思っています。

【そして3本目の柱が「資産」】

さらに僕の場合は、

事業だけではありません。

稼いだお金の一部を、

資産形成にも回しています。

つまり、

自分が働く。

コンテンツにも働いてもらう。

そして、

お金にも働いてもらう。

僕はこの3つを組み合わせています。

これによって、

「今月いくら売上を作らなければ生活できない」

という状態から、

少しずつ距離を取ることができます。

僕が目指してきたのは、

大企業の社長になることではありません。

従業員100人の会社を作ることでもありません。

売上10億円を作ることでもありません。

僕が欲しいのは、

自分の好きな時間に、好きなことをして生活できる状態

です。

だから僕にとって資産形成は、

単にお金を増やすゲームではありません。

自由を買うための手段

なんです。

【モノを買うときも「出口」を考える】

そしてもう一つ、

僕が意識しているのが、

リセールバリューです。

何かを買うとき、

「いくらで買うか」

だけではなく、

「使い終わったとき、いくらで売れるか」

も考える。

10万円で買って、

数年後に7万円で売れるものなら、

実質的な負担は3万円です。

反対に、

5万円で買って、

ほとんど価値が残らないなら、

実質5万円使っています。

僕は不要になったものをメルカリなどで売ることもあります。

これも一つの、

「お金を残す考え方」

だと思っています。

【結局、僕が作りたいのは「大きな会社」ではない】

昔の僕は、

事業を大きくすることが成功だと思っていた時期もありました。

スタッフが増える。

店舗が増える。

売上が増える。

それが経営者としての成功だと思いやすいんですよね。

でも、

いろいろ経験して考え方が変わりました。

今は、

会社の規模を競いたいとは思いません。

誰かの年収と比較することにも、

それほど意味を感じません。

なぜなら、

人と比較し始めると、

他人の価値観を、自分の人生の採点基準にしてしまう

からです。

「あの人は年商1億円だから、自分も1億円を目指さなければ」

「あの人はスタッフ20人だから、自分も雇わなければ」

「あの人は店舗を3店舗持っているから、自分も増やさなければ」

でも、

それって本当に自分が欲しい人生でしょうか?

僕は違いました。

【僕にとっては、お金より自由の方が大切】

もちろん、

お金は大切です。

お金がなければ、

選択肢が減ります。

だから稼ぐし、

資産形成もします。

でも、

お金を増やすために、

自由な時間を全部失う。

人間関係のストレスを抱える。

大きな固定費を抱える。

事故が起きないか毎日心配する。

組織を維持するために、

嫌でも働き続ける。

それでは、

僕にとっては本末転倒なんですよね。

だから現在は、

【一人で稼ぐ】

【固定費を小さくする】

【複数の収入源を持つ】

【コンテンツという資産を作る】

【金融資産にも働いてもらう】

【モノを買うときも価値が残るものを選ぶ】

こういう方向に変わりました。

【リスクを取らないのではなく「取るリスクを選ぶ」】

ここは大事です。

僕は、

「リスクのあることは全部やめましょう」

と言いたいわけではありません。

そんなことを言ったら、

商売なんて何もできません。

訪問施術だって事故リスクがあります。

コンテンツだって、

売れないリスクがあります。

投資だって、

値下がりします。

メルカリだって、

思った価格で売れないことがあります。

リスクゼロなんてありません。

重要なのは、

自分が理解できて、自分でコントロールしやすく、失敗しても致命傷になりにくいリスクを選ぶこと

だと思っています。

僕にとっては、

これがものすごく重要です。

【売上の上限より「失敗したときの下限」を見る】

事業を始めるとき、

多くの人は上を見ます。

「月商500万円いけます」

「年商1億円も可能です」

「これから市場が伸びます」

「需要があります」

でも僕は、

その反対も見た方がいいと思っています。

最悪の場合、何が起きるのか?

売れなかったら?

スタッフが一斉に辞めたら?

事故が起きたら?

訴訟になったら?

制度が変わったら?

建物のローンだけ残ったら?

自分が半年働けなくなったら?

そこまで考えて、

「それでもやりたい」

と思えるなら、

そのビジネスをやればいいと思います。

【一人で自由に生きるというのも、立派な経営戦略】

世の中では、

事業を拡大する人が目立ちます。

100店舗。

従業員1,000人。

年商100億円。

そういう人はニュースにもなります。

でも、

一人で静かに仕事をして、

年間に必要なお金を稼いで、

資産も持っていて、

平日の昼間に好きなことができて、

家族との時間もあって、

ストレスが少ない。

そんな人は、

ニュースにはなりません。

でも僕は、

それも立派な成功だと思っています。

むしろ僕自身が欲しいのは、

そちらです。

商売の目的は、

会社を大きくすることではありません。

自分が望む人生を作るために、

商売を使えばいい。

僕はそう考えています。

だから今、

訪問鍼灸・訪問マッサージ。

コンテンツビジネス。

資産形成。

リセールバリュー。

それぞれ違うものに見えますが、

僕の中では全部つながっています。

共通しているのは、

「できるだけ固定費と致命的なリスクを小さくして、自分の自由を大きくする」

という考え方です。

【儲かるかどうかの前に、何を背負うのか】

もしこれから何か新しいビジネスを始めようとしているなら、

「いくら儲かる?」

だけではなく、

もう一つ質問してみてください。

「このビジネスを始めたら、僕は何を背負うことになるんだろう?」

人なのか。

建物なのか。

借金なのか。

在庫なのか。

事故責任なのか。

固定費なのか。

管理なのか。

その答えまで含めて、

ビジネスモデルです。

売上だけがビジネスモデルではありません。

僕自身、

整骨院を経営して、

人を雇って、

デイサービスも経験して、

いろいろな事業に手を出したからこそ、

最終的に、

「一人で自由に稼ぐ」

という非常にシンプルなところに戻ってきました。

大きくすることより、

身軽であること。

売上を競うことより、

自由な時間を増やすこと。

他人と比較することより、

自分が満足できる生活を作ること。

僕は今、

こちらの方がずっと大切だと思っています。

ビジネスは、

人生を縛るためにやるものではありません。

人生を自由にするために使うもの。

だからこそ、

「儲かるらしい」という理由だけで飛びつかず、

その裏側にあるリスクまで見て、

自分に合った商売を選ぶ。

そして、

自分が本当に欲しい人生から逆算して、

働き方を作っていく。

僕はそれでいいと思っています。

ではまた。