こんにちは、黒羽です。

今日は、日銀の利上げから考える「これからのお金の使い方」についてお話ししたいと思います。

日銀は2026年6月、政策金利を1.0%へ引き上げました。

ひとことで言えば、

「借りるお金は高くなりやすく、預けるお金には利息が付きやすくなる」

そんな時代に入ってきたということです。

これまで長い間、日本では金利が低い状態が続いていました。

住宅ローンも低金利。

奨学金も比較的低い金利。

だから、

「家はローンで買うもの」

「大学は奨学金を借りてでも行くもの」

という考え方が、かなり当たり前になっていたと思います。

でも僕は、これからは少し慎重に考えた方がいいんじゃないかと思っています。

【住宅ローンは「借りられる額」より「返し続けられる額」】

特に影響を受けやすいのが、変動金利の住宅ローンです。

金利が上がれば、将来的に利息負担が増える可能性があります。

変動型の中には返済額を5年ごとに見直す仕組みや、返済額の上昇を前回の125%までに抑える商品もありますが、これは利息そのものが消える制度ではありません。

しかも今は、

土地。

建築資材。

人件費。

さまざまなコストが上がっています。

家そのものが高くなっているところに、
住宅ローン金利まで上がっていく。

そうなると、

「昔の人も家を買ったんだから、自分も買う」

という感覚だけで決めるのは、
少し危険だと思うんですね。

30年、35年という長期間、

本当にその支払いを続けられるのか。

そこまで考える必要があります。

【家は「ずっと夫婦で住む」という前提も考え直す】

これは少し現実的な話になりますが、

住宅ローンを考えるとき、

「今の収入が続く」

「今の家族構成が続く」

という前提で考えがちです。

でも、

人生はそんなに予定通りにいきません。

転職。

病気。

収入減。

親の介護。

子どもの教育費。

そして、

夫婦関係が変わる可能性もあります。

夫婦間のトラブルでは、
お金の問題がきっかけになることも少なくありません。

仮に離婚となれば、

家をどうするのか。

住宅ローンは誰が払うのか。

売却してもローンが残ったらどうするのか。

非常に複雑になります。

だから家は、

「買えるから買う」

ではなく、

人生が変化しても対応できるか?

ここまで考えて買う時代になってきたと思います。

【大学も「とりあえず行けば得」ではなくなってきた】

そしてもう一つが大学です。

もちろん、

大学へ行くこと自体を否定するつもりはありません。

医師や薬剤師など、

大学教育が必要な職業もあります。

研究したい人もいるでしょう。

大学でしか得られない経験もあります。

ただ、

「高校を卒業したら、とりあえず大学」

という考え方は、

一度立ち止まって考えてもいいと思います。

学費を払って、

場合によっては奨学金も借りる。

そして4年間という時間を使う。

その投資に対して、

どんなリターンが期待できるのか。

ここを考える必要があります。

【奨学金も立派な「借金」です】

特に注意したいのが、
利息の付く第二種奨学金です。

JASSOの第二種奨学金には、

「利率固定方式」と、

「利率見直し方式」

があります。

固定方式では貸与終了時に決まった利率が原則として返還完了まで続きますが、見直し方式ではおおむね5年ごとに利率が見直され、市場金利が上がれば返還利率も上昇する可能性があります。

もちろん上限はあります。

でも、

若いうちから数百万円の返済を抱えることには変わりません。

だからこそ、

「大学へ行くこと」

ではなく、

その大学、その学部、その4年間に投資する意味は何なのか?

まで考えた方がいいと思います。

【昔と同じ人生設計が正解とは限らない】

昔は、

大学へ行く。

いい会社に入る。

結婚する。

家を買う。

35年ローンを組む。

定年まで働く。

そんな人生モデルが、
かなり一般的でした。

でも、

これからもそのモデルが最適なのか。

僕は疑問があります。

仕事そのものが、
急速に変わっているからです。

特にAIです。

今まで人が何時間もかけていた仕事を、
AIが短時間でできるようになっています。

文章。

画像。

動画。

事務。

分析。

プログラミング。

これから影響を受ける仕事は、
さらに増えていくでしょう。

そんな変化の大きな時代に、

「30年前もみんなそうしていたから」

という理由だけで、

大学へ行く。

家を買う。

大きな借金を背負う。

果たしてそれでいいのか。

僕は一度考えてみた方がいいと思っています。

【これから必要なのは「正解」より「適応力」】

これからの時代、

一番大切なのは、

人生を最初から完璧に決めることではないと思います。

むしろ、

状況が変わったら、

自分も変えられること。

仕事が変われば学び直す。

収入が変われば生活を変える。

住む場所が変われば家も変える。

必要なら賃貸を選ぶ。

大学以外の学び方も選ぶ。

AIが出てきたら使ってみる。

つまり、

選択肢を残しておくこと。

これが大切なんじゃないでしょうか。

【借金が大きいほど、人生の自由度は下がる】

僕は借金そのものが悪いとは思いません。

住宅ローンも、

奨学金も、

上手に使えば人生を豊かにしてくれます。

ただし、

固定費や返済額が大きくなるほど、

人生の選択肢は減ります。

仕事を辞めたいのに、
ローンがあるから辞められない。

収入を落として自由な働き方をしたいのに、
毎月の返済が大きすぎる。

新しいことに挑戦したいのに、
奨学金や住宅ローンが怖くて動けない。

これは結構大きな問題です。

だから僕は、

これからの時代は、

「どれだけ大きな家を持つか」

「どの大学を出るか」

だけではなく、

どれだけ身軽に動けるか

という価値も大きくなっていくと思っています。

【日銀の利上げは「人生設計を見直すきっかけ」かもしれない】

金利が上がると、

住宅ローンが大変になる。

奨学金の負担が増える可能性がある。

そんなマイナス面ばかりに目が行きます。

でも、

僕は一つのきっかけとして考えてもいいと思います。

本当にその家は必要なのか。

本当に今買う必要があるのか。

本当にその大学へ行く必要があるのか。

その借金を背負ってでも得たいものなのか。

昔からみんながやってきたからではなく、

「今の時代の自分にとって本当に必要か?」

で考える。

これからは、

そんな柔軟な人生設計が、
ますます大切になるんじゃないかなと思っています。

昔の正解をそのまま使うのではなく、

時代に合わせて、

住み方も、

働き方も、

学び方も、

お金の使い方も変えていく。

結局、

これから強いのは、

一つの正解を知っている人より、

変化に合わせて自分を変えられる人。

僕はそう思っています。

ではまた。