こんにちは。黒羽です。
今日は、訪問マッサージの仕事をしていて、改めて「健康の価値」について考えさせられた出来事をお話しします。
先日、ある利用者さんとお話をしていました。
その方は54歳という若さで脳梗塞を発症し、半身麻痺となりました。
54歳といえば、まだまだ働き盛りです。
会社でも責任ある立場で働き、これからという年齢だったそうです。
しかし脳梗塞によって人生は大きく変わりました。
その後、障害年金を受給されることになり、現在は障害年金が月約20万円。
奥様の年金が約10万円。
ご夫婦で毎月約30万円の年金収入があります。
さらに、偶然にも脳梗塞になる約1年前に民間の生命保険へ加入しておられ、その保険から年間約60万円が毎年支払われているそうです。
つまり、毎月に換算すると約35万円ほどの収入になります。
その話を笑顔で話してくださいました。
生活には困っていない。
お金の心配はそれほどない。
そんなお話でした。
でも私は、その笑顔を見ながら複雑な気持ちになりました。
確かに35万円あれば、ご夫婦で生活するには十分かもしれません。
しかし、その代償はあまりにも大きかったのです。
半身麻痺になり、思うように身体は動かない。
その後もさまざまな病気が重なり、何度も手術を経験されました。
最近では白内障の手術も受けられたそうです。
旅行へ行くのも大変。
好きなことも自由にはできない。
健康だった頃のような生活には戻れません。
そこで皆さんに一つ質問があります。
もし、
毎月35万円の収入が一生保証される代わりに、54歳から半身麻痺になって自由な生活を失う人生。
それとも、
収入は毎月一定ではなく不安もあるけれど、健康で、自分の足で歩き、好きな場所へ行き、好きな仕事ができる人生。
あなたなら、どちらを選びますか?
私は、この仕事を始めてから何百人もの利用者さんと出会ってきました。
その中で強く感じることがあります。
健康を失った方の多くが口をそろえて言われるのです。
「元気だった頃に戻れるなら、お金なんていらない。」
「もっと健康を大切にしておけばよかった。」
若い頃は、お金を稼ぐことばかり考えがちです。
もちろん、お金は大切です。
生活にも必要ですし、将来への備えも欠かせません。
私自身も資産形成や投資について発信しています。
しかし、それは健康という土台があってこそ意味があります。
健康を失えば、お金を使って楽しむことも難しくなります。
旅行も、趣味も、美味しい食事も、家族との時間も…。
健康だからこそ味わえる幸せなのです。
だから私は、お金を増やすことと同じくらい、健康を守ることにも時間とお金を使ってほしいと思っています。
適度な運動。
睡眠。
食事。
定期的な健康診断。
ストレスをため込まない生活。
こうした小さな積み重ねが、将来の人生を大きく変えます。
今日の利用者さんとの会話を通して、改めて「健康は何よりも価値のある資産」だと実感しました。
お金は後から取り戻せる可能性があります。
しかし、一度失った健康は、完全には元に戻らないことも少なくありません。
ぜひ今日だけは、自分の身体にも少し目を向けてみてください。
未来のあなたが、きっと感謝してくれるはずです。