こんにちは、黒羽です。
最近、YouTubeやSNSを見ていると、
「地方に移住して自由な暮らし」
「自然に囲まれながらストレスなく生活」
「生活費が半分になりました」
そんな発信を見かける機会が増えました。
実際、私のところにも
「地方に移住した方がお金も貯まりますか?」
「都会を離れた方が自由になれますか?」
という相談をいただくことがあります。
確かに地方には都会にはない魅力があります。
空気がきれい。
家が広い。
満員電車もない。
心のゆとりを求めるなら、とても魅力的な選択肢でしょう。
しかし、
「地方に行けばお金持ちになれる」
この考え方には少し注意が必要です。
今日は、その理由をお話しします。
① 思っているほど生活費は安くならない
多くの人は
「家賃が安いから生活費も大幅に下がる」
と思っています。
もちろん家賃は安くなる地域もあります。
ですが、その代わりに増える支出も少なくありません。
例えば、
・車が生活必需品になる
・ガソリン代が増える
・冬は暖房費が高くなる地域もある
・古い家なら修繕費も必要
・庭や敷地の管理費や維持費も発生する
つまり、
家賃だけを見れば安くても、
トータルで見ると「あれ?思ったほど変わらない…」
というケースは珍しくありません。
お金は一部分だけを見るのではなく、
全体で判断すること
これが資産形成では非常に重要です。
② お金にならない仕事が意外と多い
これは意外と知られていません。
地方では地域とのつながりが強い場所も多く、
地域活動や行事への参加、
草刈りや清掃、
自治会の役割など、
「誰かがやらなければならない仕事」
が存在します。
もちろん、地域によって大きく違います。
ですが、
都会のように
「仕事が終われば自分の時間」
とはならないケースもあります。
私がいつも大切にしている考え方があります。
それは
時間単価です。
月収だけを見るのではありません。
その収入を得るために、
何時間使っているか。
自由な時間はどれだけ残っているか。
ここまで考えなければ、本当の豊かさは分かりません。
収入が少し増えても、
自由な時間がなくなれば、
人生の満足度は必ずしも上がるとは限りません。
③ 「自由に好き勝手」は通用しないこともある
地方には地方の文化があります。
昔から支え合って生活してきた地域では、
人とのつながりを大切にする考え方が根付いています。
そのため、
「自分だけ得をしたい」
「地域とは関わりたくない」
という姿勢では、
暮らしにくく感じる人もいるでしょう。
もちろん、
すべての地域がそうではありません。
むしろ移住者を積極的に受け入れている自治体もたくさんあります。
ただ、
環境が変われば、求められる価値観も変わる。
この点は知っておいた方がいいと思います。
私は「自由」を目指しています。
でも、
自由とは
場所を変えることではありません。
自由とは、
選択肢を持てることです。
十分な収入があり、
資産もあり、
時間もある。
だから、
都会に住むこともできるし、
地方に住むこともできる。
海外にも行ける。
好きな仕事だけを選べる。
これが本当の自由だと私は思っています。
ですから、
先に目指すべきなのは、
「住む場所」ではなく「稼ぐ力」と「資産を増やす力」です。
それができれば、
住む場所は後から自由に選べます。
逆に、
収入が不安定なまま移住してしまうと、
「生活費を抑えるための移住」が、
「生活に追われる移住」になってしまう可能性もあります。
私自身もいつも考えているのは、
生活コストを下げることよりも、稼ぐ力を高めること。
そして、
浮いたお金を投資し、
資産が働いてくれる仕組みを作ることです。
これが一番再現性が高く、
長期的に自由へ近づける方法だと思っています。
地方移住は素晴らしい選択になる人もいます。
しかし、
流行やイメージだけで決めるのではなく、
自分の価値観やライフスタイル、
そしてお金の流れまで含めて考えてみてください。
きっと後悔のない選択につながるはずです。