こんにちは、黒羽です。

今日は少し重たいテーマですが、訪問の現場に関わる先生ほど知っておいた方がいい内容なので共有します。

新聞で、「障害者就労の“在宅利用”が急増している」という記事が出ていました。

就労継続支援B型事業所。いわゆる、障害を持つ方が軽作業などをしながら通所・訓練する福祉サービスです。

本来は、

・生活リズムを整える・人との関わりを作る・少しずつ社会参加する・将来的な就労につなげる

こういった目的があります。

ところが最近は、“在宅だけで完結するB型”が急増しているそうです。

厚労省のデータでは、

「利用者の半数以上が在宅利用」

という事業所が、この4年間で約3倍。

かなりのスピードです。

もちろん、本当に外出困難な方や、精神的負担が強い方にとって、

在宅支援そのものが悪いわけではありません。

問題は、「本当に支援になっているのか?」という部分です。

記事の中では、

・毎日“自己学習”を繰り返すだけ・実際の作業指導がほぼない・月1〜2回の連絡だけ・寝たままでも給付対象・在宅という名目で高額給付

こうした実態も紹介されていました。

これ、訪問業界の先生なら少し既視感ありませんか?

制度って、必ず“本来の目的”と“お金目的の運用”がズレ始める瞬間があるんです。

そしてそのズレが大きくなると、最終的に何が起きるか。

そう。“規制強化”です。

実際、あはき業界も同じですよね。

・頻回施術・実態不明の訪問・必要性の薄いケース・書類だけ整っている状態

こういうものが増えると、結局は真面目にやっている先生まで巻き込まれる。

だからこそ、今後はさらに

「本当に必要な患者さんに、適切な施術をする」

という当たり前が重要になります。

目先の売上欲しさに、無理な頻回、必要性の薄い請求、実態の伴わない施術を続けていると、いずれ業界全体に大きなしわ寄せが来ます。

制度は永遠ではありません。

不正やグレーな請求が増えれば、必ず行政は締め付けを強くします。

その結果、真面目な先生がやりづらくなる。

だからこそ、今のうちから「不正請求をしない」「無理な運営をしない」という感覚が本当に大切だと思います。

訪問マッサージも、訪問鍼灸も、本来は利用者さんの生活を支える素晴らしい仕事です。

短期的なお金ではなく、長く信頼される仕事を積み上げていきたいですね。

ではまた。