こんにちは。黒羽です。
今日は少しシビアな話をします。
「地震保険って本当に必要なのか?」
このテーマ、かなり多くの人が
“なんとなく安心”で判断しています。
・日本は地震が多いから
・万が一が怖いから
・入っていれば安心だから
この気持ちはよく分かります。
でもここで一つ、冷静に考えてみてください。
あなたはその保険、
「中身まで理解していますか?」
結論から言います。
地震保険は、
家を元通りにする保険ではありません。
ここ、多くの人が勘違いしています。
実際の役割は何かというと、
「生活を立て直すための最低限のお金」
です。
つまり、
・家を建て直す
・元の生活に戻る
・ローンを帳消しにする
こういったことは、基本的にはできません。
さらに、
・補償額には上限がある
・火災保険の一部しかカバーしない
・支払いも段階的(5%〜100%)
という仕組みです。
例えば、
保険金額が1000万円でも
一部損と判断されれば
支払いは約50万円です。
どうでしょうか?
「それで足りる」と思いますか?
ここで多くの人が気づきます。
「思っていたより守られていない」
と。
じゃあなぜこうなるのか?
理由はシンプルです。
地震は、
みんなが同時に被害を受けるリスク
だからです。
保険というのは本来、
・多くの人からお金を集めて
・一部の人に支払う
ことで成り立っています。
でも地震は違います。
・同じ地域で
・同じタイミングで
・多くの人が被害を受ける
つまり、
全員が受け取る側になる可能性がある
ということです。
だからどうなるか。
・補償は薄くなる
・支払いは制限される
これは制度上、避けられません。
ここまで理解すると見え方が変わります。
地震保険は、
強い守りではなく、弱いクッション
です。
じゃあどうするべきか?
ここが一番大事です。
本当にやるべきことは、
・生活防衛資金を作る
・収入を安定させる
・固定費を見直す
・お金の優先順位を整理する
この4つです。
特に重要なのは、
現金と収入です。
極端な話、
・家がダメージを受けても
・収入があって
・貯金があれば
立て直せます。
でも逆に、
・家が無事でも
・収入が止まれば
生活は崩れます。
つまり本当に怖いのは、
地震そのものよりも
お金が回らなくなること
なんです。
ここを見誤ると、
・優先順位がズレる
・保険に頼りすぎる
・本質的な対策ができない
という状態になります。
そして最後にもう一つ、
これは現場の話としてかなり重要です。
訪問マッサージや訪問鍼灸をやっている方へ。
正直に言います。
地震保険よりも、
優先して入っておくべき保険があります。
それが、
賠償責任保険です。
事故というのは、頻繁に起こるものではありません。
ですが、
・患者さんに重大な外傷を与えてしまった
・後遺症を残してしまった
・最悪の場合、死亡事故につながってしまった
こういったケースになった場合、
数千万円〜数億円レベルの責任を負う可能性があります。
これは個人では絶対にカバーできません。
だからこそ、これは
“お守りとして入っておくべき保険”
です。
ここまでの話をまとめます。
・地震保険 → クッション(補助)
・賠償責任保険 → 必須レベルの守り
この違いを理解することが重要です。
最後に。
保険は「不安だから入るもの」ではありません。
何を守るべきかを理解して、選ぶものです。
一度、自分の保険を見直してみてください。
・それは本当に必要なのか
・優先順位は正しいのか
・もっと守るべきリスクはないか
この視点を持つだけで、
お金の使い方は大きく変わります。
なんとなく安心にお金を払うのか。
理解して選ぶのか。
この差が、数年後に大きな差になります。