こんにちは、黒羽です。
今日は少し真面目な話をします。
それは、
「施術事故」について。
このテーマ、
正直あまり深く考えていない先生も多いと思います。
でも実は、
業種ごとに起きやすい事故は全く違います。
ここを知らないと、
気をつけるべきポイントを間違えます。
事故は大きく2種類ある
まず前提として、
施術事故は大きく2つに分かれます。
① 施術そのものによる事故
② 環境や動作による事故(転倒・移乗など)
これを分けて考えないと、
対策がズレます。
治療院全体で多い事故
まず全体的に多いのは、
外傷系の事故です。
・痛みの悪化
・肋骨損傷
・圧迫骨折
特に高齢者は、
軽い刺激でも骨折するリスクがあります。
ここ、かなり重要です。
マッサージ院で多い事故
マッサージで一番多いのは、
「強すぎる圧」です。
・揉み返し
・痛みの悪化
・肋骨や肋軟骨の損傷
つまり、
気持ちいいはずの施術が事故になる。
これが特徴です。
鍼灸院で多い事故
鍼灸で一番代表的なのは、
気胸です。
その他にも、
・内出血
・火傷
・感染
特に胸部や背部の施術は、
リスクを理解していないと危険です。
整体院で多い事故
整体で多いのは、
強い矯正による事故。
・骨折
・頸部損傷
・神経症状
「バキバキ系」の施術は、
一歩間違えると大きな事故になります。
整骨院で多い事故
整骨院では、
外傷の悪化や二次的な損傷。
・骨折の悪化
・頸椎症状
・強い手技による損傷
特に、
見立て違い+強い施術
これが事故の原因になりやすいです。
訪問鍼灸で多い事故
訪問になると少し変わります。
・気胸
・火傷
に加えて、
移乗時の転倒事故
が増えます。
在宅は環境がバラバラなので、
リスクが一気に上がります。
訪問マッサージで多い事故
訪問マッサージで一番多いのは、
転倒・移乗事故。
・ベッドから車いす
・立ち上がり
・歩行介助
ここでの事故が非常に多いです。
そしてもう一つが、
強圧による痛み悪化や肋骨損傷。
ここが一番大事
ここまで見て分かるのは、
業種によって危険ポイントが違う
ということです。
でも現場ではよくあるのが、
全部同じように考えてしまうこと。
これが危険です。
本当に怖いのは「慣れ」
施術に慣れてくると、
・これくらい大丈夫
・今まで問題なかった
こう思いがちです。
でも事故は、
慣れた頃に起きます。
まとめ
施術事故で重要なのは、
・自分の業種で何が多いのか知る
・どこが一番危ないのか理解する
・対策を具体的に持つ
この3つです。
技術だけでは、
患者さんは守れません。
リスクを理解している人だけが、事故を防げる。
これは間違いありません。
現場で長くやっていくためにも、
一度しっかり見直してみてください。