こんにちは、黒羽です。

今日は少し、
「自慢」についての話をしたいと思います。

少し前に、治療家の知人がこんなことを言っていました。

「俺、睡眠時間いつも4時間くらいなんだよね。
それ以外はずっと仕事か勉強してる。」

それを聞いた当時の私は、正直こう思いました。

「すごいなぁ…」
「やっぱりそれくらいやらないとダメなのかな…」

でも今になって冷静に考えると、
別の見方もできることに気づきました。

それは、

それって、時間の使い方が下手なことを
露呈しているだけじゃないか?

という視点です。

人はつい、
努力している姿を聞くと感心してしまいます。

でも、
そこには見落としがちなことがあります。

それは、

健康は目に見えない。

ということです。

お金は目に見えます。

口座残高も確認できますし、
貯まった金額も数字で分かります。

しかし健康は違います。

健康は、

気づかないうちに削られていくものです。

睡眠時間が極端に少ない人は
早死にのリスクが高いという
医学的なデータもあります。

睡眠は単なる休憩ではありません。

体を回復させ、
免疫を整え、
病気を防ぐための

非常に重要な回復機能です。

それなのに、

「睡眠を削っている自分はすごい」

という価値観で
自慢してしまう人がいます。

もちろん、

人生の中で
頑張らないといけない時期はあります。

しかし、

常に睡眠を削っている状態は、
車で言えばメンテナンス不足です。

エンジンオイルを交換せずに
走り続けているようなものです。

ちなみに、

あの大谷翔平選手も
睡眠時間をとても大事にしています。

パフォーマンスを上げるために、
睡眠は必ず確保するそうです。

世界トップクラスの選手が
そうしているのに、

私たちが睡眠を削ることを
誇る必要はありません。

つまり、

自慢は時に、
自分の弱さを露呈することがあります。

これは別の場面でも感じたことがあります。

以前、スタッフの面接をしたときのことです。

柔道整復師の方だったのですが、
面接の中でこう言いました。

「私は整形外科の手術で
オペの見学や手伝いをしていました。」

最初聞いたときは、

「すごいなぁ」

と思いました。

でも冷静に考えてみると、

柔道整復師の仕事で
外科手術をすることはありません。

もちろん解剖学の理解には
多少役立つかもしれません。

しかし現場で重要なのは、

実際の施術能力や
患者対応の力です。

つまり、

オペを見ていたことが
現場の実力と直結するわけではないのです。

このように、

人はよく自慢をします。

そして私たちはつい、

「すごい人だ」

と思ってしまいます。

でも、
一度冷静に考えてみる必要があります。

それは本当に重要なのか?

それは本当に価値があるのか?

例えば資格もそうです。

いろんな資格を持っている人を見ると、

「すごいなぁ」

と思うことがあります。

しかしよく見ると、

いろんな分野に手を出していて
結局何をしたいのか分からない。

そういう人も少なくありません。

ある意味、

集中できていない証拠

とも言えます。

あるいは、

資格を持つことで
安心感を得たい。

優越感を得たい。

そういう心理もあるかもしれません。

人の言葉や自慢は、
そのまま受け取るのではなく、

一度分析する。

その裏側にある
本質を見ることが大事です。

なぜなら、

すごいと思ってしまうと
無意識に影響を受けてしまうからです。

でも本当に大事なのは、

自分にとって必要かどうか。

これです。

他人の自慢に振り回される必要はありません。

大事なのは、

自分が何を目指しているのか。

そこに必要なことを
淡々と積み上げていくことです。

自慢話の裏には、
意外と弱さが隠れていることがあります。

その本質を見抜けるかどうか。

それだけで、
人を見る目も、
自分の判断も変わってきます。