こんにちは。黒羽です。
つい先日、脳梗塞後遺症のある高齢男性の
訪問マッサージに伺ったときのことです。
施術中に、その患者さんがこんな話をされました。
「3〜4日便が出なくてね…本当に苦しかったんだよ」
トイレには何度も行く。
でも出ない。
それを1日20回くらい繰り返したそうです。
最終的には薬を調整して出たそうですが、
お腹が張って苦しくて、
とても大変だったと話されていました。
私は施術しながら、
「オートミールは食物繊維が多いので、便通良くなりますよ」
とアドバイス気味に話したのですが、
正直、
ほとんど聞いていませんでした。
ひたすら、
「どれだけ辛かったか」
を話し続けていました。
そのとき改めて思ったんです。
人は基本的に、相手の話にあまり興味がない。
自分の話が一番したい。
これは患者さんだけではありません。
私たちも同じです。
結局、人は
自分自身に一番興味がある
んです。
ここを理解すると、
コミュニケーションは一気に楽になります。
もしあなたが、
会話が苦手
何を話していいか分からない
沈黙が怖い
と思っているなら、
一番効果的な方法があります。
それは、
オウム返し
です。
オウムのように、
相手の言ったことを繰り返す。
言い換える。
共感する。
例えば、
患者さん「3日も出なくて苦しかったんだよ」
施術者「3日も出ないのは苦しいですよね」
これだけです。
すると相手は、
「そうなんだよ!」
と乗ってきます。
さらに、
リアクションを少し大きめにすると
効果は倍になります。
「それは大変でしたね!」
「かなり辛かったですね!」
こういう反応です。
ポイントは、
相手の言葉を返すだけ
です。
これだけで、
会話は自然に続きます。
しかも、
自分は疲れません。
なぜなら、
話題を考える必要がないからです。
患者さんが話す。
それを返す。
これだけで成立します。
逆にやってはいけないのは、
自分の話ばかりすることです。
世間話を頑張る。
盛り上げようとする。
話題を探す。
こうすると、
施術しながら汗だくになって
自分が疲れます。
そして結果的に、
施術の集中力も落ちます。
患者さんも、
実はそこまで満足していません。
なぜなら、
患者さんが求めているのは、
自分の話を聞いてもらうこと
だからです。
だからこそ、
無理に話す必要はありません。
相手の話を返すだけ。
リアクションを少し大きくするだけ。
これで、
信頼関係は十分作れます。
会話が苦手な人ほど、
この方法は効果的です。
シンプルですが、
かなり使えます。