こんにちは、黒羽です。
訪問鍼灸マッサージをやっている先生と話していると、
かなり多いのがこの状態です。
「税金が怖くて、次の一手が打てない」
売上は少しずつ伸びている。
患者さんも安定している。
でも、
・このまま売上を上げて大丈夫なのか
・税金でごっそり持っていかれるんじゃないか
・下手に動くと目をつけられるんじゃないか
こんな不安が先に立って、
結局、何も変えられずに時間だけが過ぎていく。
これ、実はかなり危険な状態です。
なぜなら、
「税金を気にしている」のではなく、
「税金に振り回されている」状態だからです。
多くの個人事業主が、ここで勘違いします。
「税金は、なるべく払わないほうがいい」
「節税しないと損だ」
「税務署に目をつけられたら終わり」
この考え自体は、間違いではありません。
ただし、
怖がりすぎると、判断が全部ズレ始めます。
・設備投資をためらう
・勉強や情報にお金を使えない
・新しい取り組みを先延ばしにする
結果として、
「売上は横ばいなのに、疲れだけ増える」
「時間も余裕も増えない」
こういう状態にハマります。
ここで一度、冷静に考えてみてほしいんですが、
税金って、
「儲かってから考えるもの」です。
売上が少ないうちから
「税金が怖いから…」と動かないのは、
まだ来てもいない嵐に怯えて、
港から一歩も出ない船と同じです。
しかも皮肉なことに、
税金を気にしすぎて動かない人ほど、
・無駄な税金を払い
・チャンスも逃し
・結局しんどくなる
というケースが多い。
もう一つ大事な話をします。
税金は「ゼロ」にするものではありません。
合法的に、
・使える制度を使い
・払いすぎを防ぎ
・淡々と処理する
これが一番、長く続くやり方です。
逆に、
・節税ばかり探す
・グレーな話に惹かれる
・一発逆転を狙う
こうなると、
精神的にも仕事的にも不安定になります。
訪問鍼灸マッサージは、
そもそも派手に儲けるビジネスではありません。
その代わり、
・安定しやすい
・継続しやすい
・信用が積み上がりやすい
この強みがあります。
だからこそ、
税金との向き合い方も「地味でいい」んです。
僕が一番おすすめしないのは、これです。
「税理士に全部丸投げして、自分は何も知らない」
これは一見ラクそうですが、
実はかなり危険。
なぜなら、
・何にどれくらい税金がかかっているか分からない
・判断の基準が持てない
・税理士の言うことが正しいかも判断できない
結果、
「言われるがまま払っているだけ」になります。
税理士は代行者であって、
人生の責任者ではありません。
最低限、
・税金がどう決まるのか
・どこまでが安全ラインか
・何をすると目立つのか
これを知っているだけで、
動き方がまったく変わります。
まとめると、
税金を気にしすぎて動けない状態は、
・真面目
・誠実
・慎重
一見、良いことのように見えて、
一番ジワジワ消耗する罠です。
脱税はしない。
でも、必要以上に怖がらない。
制度は、
「攻めるため」ではなく
「安心して続けるため」に使う。
これが、
個人で長く続けたい治療家の、
一番現実的なスタンスだと僕は思っています。