こんにちは、黒羽です。
今日は、訪問マッサージ業界でちょっとした騒動が起きた時のお話をしたいと思います。
ある治療院経営者がX(旧Twitter)で投稿した
「訪問マッサージは儲かる」
という発信がきっかけで、かなりの批判が集まりました。
これ、ビジネスをしている人からすると“よくある話”に見えるかもしれませんが、
一般の人や医療従事者からすると捉え方が全く違うんです。
■ “儲かる”という言葉が引き起こした炎上
批判の内容として多かったのは、
「公金ビジネスを誇ってどうする」
「保険を食い物にしているように見える」
「税金の無駄遣いでは?」
といった声。
確かに、訪問マッサージは医療保険を使うサービス。
つまり“公金”です。
そこに「儲かる」というワードを乗せると、
「高齢者をダシにしている」「制度の穴で儲けている」
と誤解されてしまいやすい。
もちろん、真面目にやっている先生の方が圧倒的に多いんですよ。
でもSNSという場所は、どうしても表面だけ切り取られて広がってしまいます。
■ 医療者・福祉関係者まで巻き込む事態に
整形外科医や看護師さん、福祉現場の方などからも
「適正利用が大事」「制度の趣旨がズレている」
といった声が上がりました。
一部には、
「訪問マッサージなんて制度ごといらない」
「どうせ不正だらけ」
と極端な意見も。
SNSの怖いところは、事実確認なしの言いがかりでも簡単に広まること。
冷静さを欠いた攻撃的な投稿もたくさん出てきました。
■ 背景には“見えにくい不信感”がある
実はこの炎上には、もっと深い背景があります。
・FCモデルでの“儲け話”が広がっている
・保険制度のルールを正しく理解していない事業者の存在
・高齢者医療費を国は圧縮したいという流れ
・不正請求のニュースが定期的に出る
・一部の事業者の過度なビジネス化
こういった積み重ねが、
「訪問マッサージ業界って大丈夫なの?」
という目で見られてしまう原因になっています。
つまり、今回の炎上は“火がついた瞬間”にすぎず、
もともと周囲にくすぶっていた不信感が一気に噴き出した…
という構図なんです。
■ 僕たち治療家が気をつけなければいけないこと
とはいえ、今回の件を「誰かのせい」で終わらせてしまっては意味がありません。
僕たち治療家として大事なのは、
・制度を正しく理解する
・必要な人に必要なサービスを提供する
・説明責任を果たす
・透明性を持って患者さんに向き合う
この4つです。
僕自身、訪問鍼灸マッサージは素晴らしい制度だと思っていますし、
実際に多くの高齢者の生活を支えています。
ただ、その価値が誤解されてしまうのは非常にもったいない。
真面目にやっている人ほど損をする、
そんな業界になってはいけません。
■ まとめ
今回の炎上は、
「訪問マッサージ=儲かるビジネス」という一面的な発信が招いたものですが、
背景には制度への不信や偏見が深く根付いていることが分かりました。
僕たちがすべきことはただ一つ。
“誠実に、当たり前のことを当たり前にやる”
というスタンスを貫くことです。
SNSがどれだけ騒がしくても、
現場の患者さんの生活を支えているのは僕たち治療家ですからね。