こんにちは、黒羽です。
今日は、訪問鍼灸・訪問マッサージの先生が見落としがちな、
“意外と大きな節税のコツ”をひとつお話しします。
それは、家族を「経費」にできるという話です。
もし、あなたのご家族が少しでも事業を手伝っているなら、
その労働をきちんと「給与」として支払うことで、
合法的に経費にすることができます。
たとえば、奥さんが電話対応をしていたり、
領収書をまとめたり、書類を整理してくれたりしていませんか?
それは立派な「業務」です。
そして、その業務に対して給与を支払えば、
その分を経費として計上できるのです。
これを「青色事業専従者給与」といいます。
実際の例を出しましょう。
奥さんに毎月5万円の給与を支払ったとします。
年間では60万円の経費になります。
この60万円は、
あなたの課税所得から差し引かれるため、
所得税・住民税・国保などを合わせると、
おおよそ10〜15万円ほどの節税になります。
つまり、家族に給料を渡しているのに、
税金が減って、お金が手元に残るということです。
まさに「家庭内でお金を回す節税法」です。
注意点もあります。
・実際に手伝ってもらっていること
・毎月きちんと給与を振り込むこと
・金額が業務内容に見合っていること
この3つを守っていれば問題ありません。
通帳の振込記録を残しておくと安心です。
この制度を知らずに、
「ありがとう」と口で言うだけで終わっている人も多いですが、
それは非常にもったいないことです。
どうせ感謝するなら、
税金を減らして家計を守れる形で感謝しましょう。
家族を巻き込んで協力してもらうことで、
仕事も生活もより安定します。
「家族経営」は、お金の面でも精神的にも強くなれるスタイルです。
ぜひ、今月からでも実践してみてください。