こんにちは、黒羽です。

訪問鍼灸マッサージをしていると、こんな経験はありませんか?
たった数分の遅れでも「今日は遅いね」「何かあったの?」と指摘してくる患者さん。

こちらとしては、渋滞や前の施術が長引いたり、予期せぬ事情があるだけなのですが…。
さらに困るのは、そういう方に限って自分は訪問時間を忘れていたり、いない時があるということです。
思わず「こっちだって言いたいことはある!」と声をあげたくなりますよね。


■ なぜ患者さんは細かいのか?

高齢者の方に多いのですが、

  • 一日の生活リズムが時間に強く依存している

  • 「待たされる=自分が軽く扱われている」と感じる心理がある

  • 自分では時間にルーズなのを自覚していない

こうした背景があって、たった数分でも過敏に反応してしまうのです。


■ イライラせずに対応するための3つのコツ

  1. まずは共感を見せる
     「少し遅れてしまってすみません。心配をかけましたね」と一言添えるだけで、相手は安心します。

  2. 説明は簡潔に
     渋滞や前の患者さんの影響を細かく説明する必要はありません。
     「前の施術が少し長引いてしまいました」で十分です。

  3. こちらが寛容になる
     相手が訪問時間を忘れていても「今日は都合が悪かったんですね」と流す。
     この余裕が「先生は信頼できる」と印象を高めます。


■ まとめ

  • 患者さんの「時間に厳しい」は心理的不安から来ている

  • 共感と簡潔な説明で不満は和らぐ

  • 相手のルーズさに腹を立てず、寛容に受け流すことが信頼につながる


👉 治療家にとって大切なのは「正論をぶつけること」ではなく、「関係性を崩さないこと」。
たとえ理不尽に感じても、冷静に受け止めてプロとして対応する姿勢が、長く信頼される秘訣です。