こんにちは、黒羽です。
最近、僕の周りでもこんな声が増えてきました。
「友人がSNSで知り合った人に投資話を持ちかけられて、数十万円振り込んだんですけど…」
「出金できないんです。サポートにも連絡つかなくて…これ、詐欺ですよね…?」
そう。
これは今、日本中で増え続けている“SNS型ロマンス詐欺”や“投資詐欺”の典型パターンなんです。
「自分は大丈夫」なんて思っていても、相手はプロの詐欺師。
心の隙や欲、孤独や焦りを巧みに突いてきます。
今日は、この巧妙な罠の仕組みと、自分を守るための具体策について、わかりやすくお話します。
■SNS詐欺がなぜ増えているのか?
理由はシンプル。
SNSが“人とつながるハードル”を、ものすごく下げたからです。
昔なら、知らない人から突然「投資しませんか?」なんて話は怪しさ満点でした。
でも今は、インスタでもX(旧Twitter)でも、突然のDMは珍しくありませんよね。
しかも、詐欺師たちは「仮想通貨で成功した投資家」とか「海外で事業してる実業家」など、
見栄えの良いプロフィールや写真を並べて、信頼させようとしてきます。
会ったこともないのに、妙に親切で、やたら自分に好意的。
そこからはじまるのが、ロマンス型の投資詐欺です。
■詐欺師が使う「心理テクニック」はプロ級です
彼らは、はじめからお金の話はしません。
まずは友達のように優しくLINEで話しかけ、時間をかけて“信頼関係”を作ってきます。
そしてある日、こう言うんです。
「実は、私がやってる投資がすごく儲かってて、あなたにも教えたくて」
最初は数千円とか、1万円とか。
「入金したら、本当に利益が出た!」と思わせて、次は5万円、10万円、50万円…と増やしていく。
実際は「ポンジスキーム」といって、あなたのお金を“他の被害者への支払い”に回しているだけ。
出金できるように見せかけるアプリも、利益画面も、すべて“嘘のシステム”なんです。
■こんな誘い文句には絶対注意!
「今だけの特別枠」
「元本保証だからリスクはゼロ」
「私もすでに◯百万円儲けました」
「有名人もやってるって言ってましたよ」
この手の言葉は、冷静な時なら怪しいと気づけるのに、
“信頼してる人”から言われると、不思議とスルッと受け入れてしまうんです。
■だまされないための、5つの具体策
SNSで出会った人からのお金の話は、一切スルーでOK
信頼関係があるように感じても、実際に会っていないならそれは「幻想」です。
金融庁登録業者かどうかは必ず確認!
投資を勧めてきた業者やサイトがあれば、金融庁の登録一覧で調べましょう。
個人名の振込口座は、ほぼ詐欺です。
「元本保証」「絶対に儲かる」は100%ウソだと心得る
投資の世界で“絶対”なんてあり得ません。リスクなしは存在しません。
LINEグループや「秘密のサロン」には入らない
“仲間がいる安心感”を武器に、次の投資や情報商材に誘導してきます。
少しでも不安を感じたら、すぐ公的機関に相談!
迷ったら警察(#9110)や消費者センター(188)に連絡を。
証拠になるLINEやスクショは絶対に保存しておいてください。
■まとめにかえて
SNS時代の詐欺は、ただ「騙す」のではなく、
“親切にしてくれる誰か”になりすまして、あなたの心に入り込んできます。
だからこそ、一度疑うこと。
そして、「簡単に儲かる話なんて存在しない」という当たり前を、しっかり胸に刻んでおきましょう。