こんにちは、黒羽です。
よくこんな質問をいただきます。
「腕を磨くには、どうしたらいいのでしょうか?」
「いまでも技術の勉強をされているんですか?」
この問い、治療家であれば誰でも一度は考えたことがあるはずです。
もちろん、技術は治療家の命。
実技講習や研修に参加してスキルを磨くことは、
プロとして当たり前の努力です。
でも、ここで冷静に考えてほしいんです。
「どれだけ技術を磨いても、それを必要とする人に届かなければ、価値は生まれない」
という現実を。
僕自身、若いころは技術セミナーに通い詰めました。
一晩中、施術についてノートに書きまくった時期もあります。
でも、ある時気づいたんです。
「技術だけを極めても、患者さんは来てくれない」と。
なぜなら、患者さんにとって一番大事なのは、
“施術の細かいテクニック”よりも、
「安心できる人かどうか」「信頼できる院かどうか」だから。
技術は、ある一定ラインを超えると“そこから先は経験が育ててくれる”部分が大きい。
だからこそ、次のステップとして、
「どうやってその技術を必要とする人に届けるか」
に時間を使うほうが、圧倒的に成果につながります。
では、どうやって「腕」を磨くのか?
僕の答えはシンプルです。
できるだけ多くの患者さんに触れる
どんな講習よりも、現場の施術数が成長の近道です。1人1人の声をじっくり聴く
患者さんの要望や不安、生活習慣の中に改善のヒントがある。施術だけでなく「伝え方」を磨く
腕の良さは、ただ施術するだけでは伝わらない。
どう説明するか、どう安心感を与えるか、これも“技術”です。経営やマーケティングを学ぶ
どれだけ腕が良くても、患者さんが来なければ宝の持ち腐れです。
知ってもらう、選ばれるための力も同時に磨くべきなんです。
僕は今でも、技術を疎かにしているわけじゃありません。
ただ、技術を“もっと活かすための土台”である 経営や集客の力 に投資しているのです。
なぜなら、ここが整うと、施術に集中する時間が自然と増えるから。
そして、結果的に “腕を磨く時間”も確保できるからです。
あなたは今、
「技術を磨くこと」と「経営の力を育てること」
どちらに時間を使っていますか?
どちらも大事ですが、技術は経験で自然に成長する。
むしろ、「必要とされる環境を作る」ことが先決です。