こんにちは、黒羽です。
「せっかく独立するんだから、いろんなサービスをメニューに載せたい」
「訪問マッサージだけだと不安だから、美容鍼や骨盤矯正も書いておこう」
こう思って名刺やホームページを作り込む先生、多いですよね。
でも、これは独立開業でつまずく人の典型的なパターンです。
僕の考えはシンプルで、「最初は絶対に“絞る”べき」なんです。
たとえば、「在宅リハ専門の訪問鍼灸マッサージ院」でもいいし、
「パーキンソン特化型」「脳出血後の後遺症ケア専門」でもいい。
とにかく、“何をしてる人なのか一言で伝わる”肩書きにするべきなんです。
逆に、「訪問マッサージ・美容鍼灸・骨盤矯正・巻き爪補正・耳つぼ」……
みたいな名刺を出されたら、あなたがケアマネならどう思いますか?
「この人、何が専門なの? どれも中途半端なんじゃないの?」
「美容系がメインで、訪問は片手間なのかな…?」
そう思われても仕方ないですよね。
しかも、独立直後は資金も時間も限られています。
全部をやろうとしたら、どれも中途半端になって終わる。
これは、部活で「サッカーもやるし、軽音もやるし、生徒会も出る!」
みたいな中学生と一緒です。
結局どれも結果が出せずに、全部投げ出すことになる。
訪問マッサージでいくなら、
まずは訪問の専門家としてのポジションを取る。
月商100万円くらいを安定して出せて、
スタッフも雇える体制になってから、美容メニューを入れたらいい。
順番を間違えると、すべてが崩れます。
“できることを全部書く”のではなく、
“必要とされることに1点集中する”ことが、開業初期の鉄則です。
もし、あなたの名刺やチラシがごちゃごちゃしてるなら、
今すぐ見直してみてください。
「訪問マッサージ専門」
「寝たきり高齢者に特化」
「医師と連携してる訪問ケア」
そんな言葉が、あなたの信頼を作っていきます。
焦らず、一歩ずつ。
まずは“1本の柱”を立てること。
これが、独立開業を成功させるための最短ルートです。