こんにちは、黒羽です。
施設やご自宅に訪問していると、
こちらから「こんにちは!」と明るく声をかけても、
何のリアクションもない人に出会うことがあります。
無視されたような感覚になって、
「え?今、聞こえてなかった?」
「もしかして嫌われてる…?」
なんて、モヤモヤする時もありますよね。
でも、この“挨拶が返ってこない現象”、
実はよくあることなんです。
今回はこのテーマで、少し掘り下げてみたいと思います。
挨拶を返さない人の心理とは?
挨拶を返さない理由は様々ですが、主にこんなケースがあります。
・もともと「人見知り」で挨拶が苦手
・耳が遠くて聞こえていない
・仕事や思考に集中していて気づかない
・「知らない人には挨拶しない主義」
・心を閉ざしている(人間関係で過去に何かあった)
・単純に気分が乗らない日だった
つまり、あなたが悪いわけではないことがほとんど。
でも、わかっていても気持ちはちょっと凹みますよね…。
挨拶をしない方がいいのか?という問い
「じゃあ、無視されるくらいなら挨拶しない方がいいのでは?」
そう考えてしまうのも無理ありません。
でも、僕は「それでも、挨拶はした方がいい」と思っています。
なぜなら、挨拶というのは“無料で使える最強の営業ツール”だからです。
・名前を覚えてもらえる
・顔を覚えてもらえる
・気持ちいい人だと思ってもらえる
・ちょっとした雑談のきっかけになる
・あとから「いつも元気ですね」と言われることもある
返されなくても、こちらが笑顔で挨拶を続けることで、
半年後に「いつもありがとうございます」と返ってくることもある。
これは僕が実際に何度も経験してきたことです。
仕事として割り切る、でも感情を持つ
とはいえ、あまりに冷たい対応をされ続けると、
人間ですから心も疲れますよね。
なので、“仕事として割り切る”のは正しいスタンスです。
でも同時に、“感情を失わない”ことも大事です。
無理して明るく振る舞う必要はありませんが、
あなたの中にある「相手に敬意を払いたい」「誠実に接したい」という気持ち、
これは消さないでいてください。
たとえ返事がなくても、
「こんにちは」と声をかけた瞬間、あなたの印象は残ります。
もし、あなたが笑顔で挨拶していなかったとしたら…
少し視点を変えて考えてみてください。
自分が施術中に集中していて、誰かに挨拶されたのに気づかず無視してしまったら…
相手はどう思うでしょうか?
「感じ悪い人だな」と思われたかもしれません。
でも、実際は気づかなかっただけですよね?
そう、相手も同じかもしれないんです。
返してくれないのではなく、「返せなかった」だけかもしれません。
今日のまとめ
・挨拶を返してくれない人がいても、気にしすぎなくて大丈夫
・挨拶は“自分の印象を刻むチャンス”と捉える
・相手の事情を想像すると、気持ちがラクになる
・「割り切る」けど「誠実さは失わない」
あなたが日々積み重ねている「小さな挨拶」は、
やがて大きな信頼となって返ってきます。
笑顔で挨拶できる人は、どこへ行っても信頼される人です。