こんにちは、黒羽です。
日中のスケジュールが埋まってきた施術者の方から、
最近こんな相談をよく受けます。
「もう昼間は限界なんです…」
「でも、もっと売上を伸ばしたい…」
「早朝とか夜でもやってみようかなって…アリですか?」
結論から言うと――
めちゃくちゃアリです。
というより、ライバルがやっていない今だからこそ、チャンスがあるんです。
訪問鍼灸・訪問マッサージは、時間帯を少しずらすだけで
“ブルーオーシャン”に入ることができるんですよ。
今日は、その「早朝・夜間施術」を取り入れるときのポイントを、
黒羽風に整理してお伝えしていきます。
■ なぜ“朝や夜”が狙い目なのか?
訪問施術といえば、多くの先生が9:00〜17:00あたりをメインにしています。
つまり、この時間はすでに競争が激しい。
でも、6:30〜8:00の朝や、18:00〜20:00の夜は?
・訪問が来ないから困っている
・日中は病院やデイサービスで対応できない
・介護者が在宅している時間帯で相談しやすい
というニーズの塊なんです。
にもかかわらず、供給がほとんどない。
これは、はっきり言ってチャンスでしかありません。
■ 早朝・夜間施術の“ターゲット”はここ
時間帯をずらすことで、アプローチできる人が変わってきます。
◎ 早朝(6:00〜8:30)
・朝が早い高齢者
・デイサービスの送迎前に時間がある方
・家族が出勤前に立ち会える時間帯を希望するケース
◎ 夜間(18:00〜20:00)
・仕事から帰宅した介護者が在宅しているタイミング
・デイサービス後で、空いている時間に施術したい方
・家族が夜にマッサージしてほしいというニーズ(実費にもなりやすい)
これまで「時間が合わなくて断っていた層」に、
しっかり刺さる時間帯なんですね。
■ 取り入れるときの3つのポイント
① 時間の“枠”をしっかり決める
「24時間いつでもOKです!」だと、逆に疲弊します。
たとえば:
◎朝コース → 6:30/7:30
◎夜コース → 19:00/20:00
のように、枠で区切って案内することで、予約がスムーズになります。
② 通常料金とは“別枠の価格”を検討する
朝や夜は、特別対応枠として設定し、
早朝・夜間加算をつけるのも一つの方法です(自費なら特におすすめ)。
例:1回の訪問マッサージ+500円(早朝対応)
例:夜間のみ自費対応 4,000円(30分施術)
③ 「この時間もできます」を必ずアピールする
ケアマネや家族に伝えるときに、
「日中はもちろん、朝や夜のご対応もできますよ」
という一言を添えるだけで、相談される案件の幅が広がります。
特に退院直後のタイミングや、家族の送迎や支援が必要なケースでは、
「夜でも来てくれる施術者」として圧倒的な信頼を得られます。
■ 黒羽からのひと言
早朝や夜間の施術って、最初はちょっと大変に感じるかもしれません。
でもそれって、
他の人がやっていない時間だからこそ、価値があるってことなんです。
僕自身、はじめて朝6:45の訪問施術に行ったとき、
「こんな時間に来てもらえるなんて…」と泣いて喜ばれた経験があります。
その方は、それをきっかけに家族や親戚にも紹介してくれて、
結果的に月に5件の新規が生まれました。
“時間”をずらすことで、“信頼”が生まれる。
そして、“紹介”という新しい流れが生まれるんです。
ぜひ、少しだけ枠を広げてみてください。
あなたの訪問スタイルが、もっと多くの人の助けになるかもしれません。