こんにちは、黒羽です。
「営業って苦手なんです…」
「知らない人に話しかけるのが怖いんです…」
「できれば会わずに集客できる方法ってありませんか?」
そんな声が、最近とても増えています。
実はこれ、治療家の世界では“あるある”なんですよ。
僕らのような施術家って、もともと手を使って誰かの体を癒すのが得意な人種です。
でも、“言葉”や“営業”となると、急にうまく動けなくなる。
これは決して、あなただけではありません。
でも大丈夫です。
「営業が苦手」でも、しっかり地域で信頼を得て、
訪問鍼灸・マッサージで患者さんとつながる方法があるんです。
今回は、そんな“人見知りでもうまくいく営業の進め方”を、
3つのポイントに絞ってわかりやすくお伝えしますね。
【1】まずは「話す前に渡すもの」を用意する
人見知りさんが一番つまづきやすいのが、「最初のひと言」。
それを乗り越えるには、「話す前に、何かを渡す」準備が有効です。
たとえば…
- 名刺(肩書と名前がしっかり伝わるデザイン)
- 簡単なサービス案内(A4片面でOK)
- 「こんな方にご利用いただいています」といった具体例入りのチラシ
こういった“営業ツール”を先に手渡すことです。
言葉で伝えきれなかった部分もフォローしてくれます。
話すのが苦手でも、「見てもらうことで伝える」方法がある。
これは実際にやってみると、思った以上に安心感がありますよ。
【2】「営業」ではなく、「ご挨拶」だと思えばいい
いきなり「紹介をください!」と迫っても、相手は構えてしまいます。
でも、ただ“ご挨拶”だけに伺うスタンスなら、だいぶ気持ちがラクになります。
たとえばこんな感じです。
「こんにちは。〇〇治療院の△△と申します。
本日は、お近くで訪問鍼灸マッサージを行っている者として、
まずはご挨拶だけにお伺いしました。」
これだけで十分です。
相手に「売り込みに来た」というプレッシャーを与えることなく、
あなたという人を、自然に覚えてもらえるんです。
営業のゴールは、“今すぐ契約”ではなく“記憶に残ること”。
特に地域の介護事業所や施設は、関係性を育てていく場所。
「こんにちは」の第一歩が、次のご縁を呼んできます。
【3】話題はあらかじめ“仕込んでおく”
営業に行く前に、「何を話せばいいか不安…」というのは当然です。
なので、“話すネタ”を事前に仕込んでおくと会話がラクになります。
・地域の介護保険制度に関するニュース
・最近の高齢者支援サービスの話題
・「他の施設ではこんな工夫されてますね」といった情報共有
あくまで“軽い雑談”で構いません。
一つでも話題を持っていると、「会話の沈黙」が怖くなくなります。
実はこれ、施設側からすると、“有益な情報を持ってくる人”という印象にもなります。
「無理に自分を売り込む必要はない」
「話せないなら“聞く側”に回ってもいい」
こうやって、会話のハードルを下げていくことで、
営業=雑談、営業=コミュニケーション という形に変わっていくんです。
■ まとめ:営業は「準備」で9割決まる
人見知りでも大丈夫。
営業経験ゼロでも、今日からできることはたくさんあります。
・名刺やパンフレットなどの「渡すツール」を用意する
・「まずはご挨拶だけ」の気持ちで訪問してみる
・話題のネタを仕込んで、無理にしゃべらなくてもいい仕組みをつくる
この3つを意識するだけで、
営業の心理的ハードルが驚くほど下がります。
そして、何よりも大事なのは「慣れ」より「慣らし」。
いきなり完璧に話せる必要なんてありません。
最初の一歩は、「こんにちは」の挨拶だけで充分です。
あなたの思いや技術を、必要としている人が必ずいます。
だからこそ、最初のドアは自分の手で、勇気を出して開いてみてください。