こんにちは、黒羽です。
最近、ある鍼灸学生さんからこんなご相談をいただきました。
「マッサージの資格がなく、鍼灸師だけの自分でも訪問でやっていけますか?」
不安なお気持ち、すごくよくわかります。
同じように感じている方は、実は全国にたくさんいらっしゃるんですよ。
結論からお伝えしますね。
鍼灸だけでも、訪問でしっかりとやっていけます。
なぜなら、この仕事は「技術よりも、人柄」がカギになるからです。
たとえ資格がマッサージ師であっても、態度や話し方に難があれば選ばれません。
逆に、鍼灸だけの方でも、患者さんやご家族に丁寧に接し、わかりやすく説明できれば、支持されます。
もちろん、実際の施術でマッサージをすることはできませんが…
・筋肉をゆるめる
・関節の動きをよくする
・ストレッチを取り入れる
こういったサポート的な施術は、「リハビリ的ケア」として十分に可能です。
学校でも「リハビリテーション」の授業はあったと思います。
その中で学んだ知識を、現場で活かせばいいのです。
「鍼は痛い」「お灸は熱い」といった先入観を持っている方も多いですが、
そこはあなたの言葉と表現力で、きちんと説明していくことでカバーできます。
たとえば、
「硬くなった関節をやさしくほぐしてから、鍼で血流を促していきますね」
こういった言い方で、十分に伝わります。
しかも鍼灸師ならではの武器、「てい鍼」や「ローラー鍼」は、
刺激がソフトで、リスクも少なく、高齢者にはとても喜ばれます。
私も強くおすすめしているアプローチです。
もしあなたが、
「マッサージの資格がないから無理かも…」と思っているなら、
それは完全に思い込みです。
実際に、鍼灸師だけで年収1,000万円を超えている人も存在します。
だから安心してください。
ポイントは、
・鍼灸師としての強みをどう表現するか
・現場でどんな言葉を使って伝えるか
・相手に「この人に任せたい」と思わせるかどうか
この3つです。
今の時代、鍼灸師は「治療家」ではなく「選ばれる人」にならなければいけません。
自分の魅力を最大限に引き出す工夫をすれば、
マッサージの資格がなくても、十分に道は拓けますよ。
ぜひ、あなた自身の「鍼灸師としてのあり方」を大切にしながら、
訪問での道を築いていってくださいね。
応援しています。