こんにちは、黒羽です。
一度営業に行った介護事業所や施設に、何回も足を運ぶべきかどうか…
そんな悩みを抱えたまま、次の一歩が踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。
「何度も行くと、しつこいと思われるんじゃないか…」
「また同じ話するだけで、逆にウザがられそう…」
気持ち、痛いほどわかります。
僕もはじめは、1回営業して反応がなければ、「ああ、この施設はダメだったか」と諦めていた時期がありました。
でも、今なら断言できます。
“営業は、一度で完結するものじゃない”んです。
それはなぜか?
そして、何度も訪問しても“嫌がられない”ためには、何が大切なのか?
今日はこのテーマについて、じっくりお話しさせていただきます。
■ なぜ、1回の営業では成果が出ないのか?
介護施設やケアマネさんの現場って、とにかく忙しいんです。
一日中電話対応、訪問、書類の山、トラブルの対応…
そんななかで、あなたがいきなり現れて「訪問マッサージやってます!」と元気よく話したところで、正直“記憶にすら残っていない”ことが多いんです。
あなたは心を込めて話したとしても、
相手にとっては「来客の一人」に過ぎないこともある。
だから、1回だけの訪問で「関係を築けた」と思うのは早すぎるんです。
では、何回も訪問すればいいのか?
答えは「はい」。ただし、“やり方”が大事です。
■ 同じ話を繰り返すと、嫌われる?
「また同じ自己紹介とサービスの説明なんて、さすがに嫌がられるだろう…」
この不安、すごくよくわかります。
でも、大丈夫です。
“同じことを同じ言い方で繰り返す”から嫌がられるんです。
営業で何度も行くときは、「目的」を少しずつ変えていくことが重要です。
たとえば、こんな感じでステップを踏みます:
・1回目:「ご挨拶と資料のお届けです」
・2回目:「先日お渡しした資料の補足説明に伺いました」
・3回目:「新しい症例のご報告とご相談です」
・4回目:「無料体験の案内をお持ちしました」
・5回目:「季節の体調管理についての豆知識をご案内に来ました」
これ、全部「営業」です。でも、伝え方が違うだけで印象はまったく変わります。
そして、繰り返し伺うことでこう思われます。
「この人、ちゃんと続けて来てくれる信頼できる人だな」
営業とは、情報の押し売りではなく、“信頼の積み重ね”なんです。
■ リピート訪問で信頼を得るコツ
では、何を持っていけば良いのか?
おすすめは以下のようなものです。
・ちょっとした健康情報(季節の体調管理、運動法など)
・訪問施術で効果が出た症例紹介(個人情報には配慮)
・患者さんからの感謝の声(許可を得て)
・新しいサービスの案内
・イベント(無料体験)の告知
つまり、「今日はこれを伝えに来ました」という“理由”があるから、何度も訪問しても違和感がないんです。
そしてもうひとつ大事なのは、“あなたの表情”と“空気感”です。
自信がなさそうにおどおど来られると、「あれ、また来た…」と思われますが、
「こんにちは!また顔出しに来ました!」くらいの明るい空気で来られると、施設の方も自然と心を開いてくれます。
■ まとめ:何度も行ってOK!でも、工夫は必要。
・営業は一度で終わらせない。
・“目的”を変えながら、何度も訪問して信頼を積み重ねる。
・毎回「今日の伝えるテーマ」を変えて訪問する。
・明るく、元気に、相手を気遣う気持ちを忘れない。
たったこれだけで、あなたの印象はガラッと変わります。
そして、「あの先生、また来てくれたんだ!」という安心感が、紹介や契約につながっていきます。
もし「もう一度行くのが不安…」と思っていたなら、今日のこの内容を参考に、ぜひ次の一歩を踏み出してみてください。
あなたの誠実さは、きっと伝わります。