こんにちは、黒羽です。

今回は「医師に同意書を書いてもらうとき、発行料って誰が払うの?」「どこに郵送してもらうのがいいの?」といった、
実際に施術をしていると気になる“お金と書類の話”について、現場でよくあるケースをもとに、わかりやすくお伝えします。

このあたり、実は何も知らずにやってしまうと、
・なぜか施術所が払う流れになってしまった…
・患者さんと揉めた…
・病院にお願いするたびにストレス…
なんてことになりがちです。

でも安心してください。
この内容を押さえておけば、無駄な出費もなく、患者さんや医師とも円満にやり取りできます。


■ 同意書の発行料、誰が払うの?

これはズバリ、原則として患者さんが支払います。

施術者が払うことは、よほどの例外でもない限りありません。

実際の流れとしては──

・通院して診察を受けたその場で支払う
・訪問診療の方であれば、月末にまとめて発行料込みの請求書をもらう

このどちらかが多いですね。

つまり、施術者側がわざわざ財布を開くことは基本ないんです。
「うちは請求来たら払ってるよ…」という方がいたら、それは少し特殊なパターン。要注意です。


■ 同意書発行料はいくら?

ここがややこしいところ。

本来、同意書の発行料は「1000点」で保険点数がついています。
つまり、1割負担の患者さんなら「100円」で済むんですね。

ところが実際には、
「文書発行料」という名目で1000円・2000円・場合によっては3000円という金額を請求されることもあります。

これ、診断書じゃないんです。診断書だったら4000円くらいが相場ですけど、
同意書にも関わらず、しれっと高い請求をしてくる病院があるんです。

これはもう、「病院によってバラバラ」と割り切るしかありません。

なので、同意書依頼の際には一言添えるのが大事。

たとえば、依頼状の中に、

「同意書発行料は保険で報酬が算定される項目です」

と書いておくと、100円で済む確率がグッと上がります。
知らない受付や事務さんも多いので、伝えておくことで無用な請求を防げます。


■ 同意書を郵送で返してもらうには?

同意書のやり取りって、持参・郵送のどちらも可能なんですが、
現場ではこんな感じで使い分けるとスムーズです。

【個人病院の場合】

返信用封筒+切手を同封しておく。

▼患者さんに手渡すセット
・同意書原本
・サンプル(書き方の見本)
・依頼状(上記の説明入り)
・返信用封筒(宛先記入+切手貼付)

この4点セットを封筒に入れて、
「診察のときに先生に渡してくださいね」と患者さんに説明して渡します。

そうすると、診察後に医師が記入し、封筒に入れてそのまま施術所へ返送してくれるパターンになります。

【総合病院の場合】

これはちょっと事情が違っていて、
返信用封筒はつけなくても大丈夫なケースが多いです。

というのも、総合病院は「書類は後日郵送」が基本スタイル。
診察後、1週間くらい経ってから患者さんの自宅に書類が届きます。
その中に同意書も含まれています。

ですので、総合病院宛には、

・依頼状
・同意書原本
・サンプル

この3点のみを封筒に入れて、患者さんに持って行ってもらえばOK。
返信封筒なしでも、病院の封筒で届くケースがほとんどです。


■ 黒羽のまとめ

同意書のやり取りで失敗しないために、これだけは押さえておいてください。

・同意書発行料は原則「患者さん負担」
・発行料は本来100円(1000点・1割負担)だが、病院によってまちまち
・依頼状に「発行料は保険で算定されます」と書いておく
・個人病院には返信用封筒+切手を必ず添付
・総合病院は返信封筒なしでもOK。書類は後日自宅に届く

このあたりを丁寧に押さえておけば、
患者さん・医師・施術者、みんながスムーズに連携できます。

特に、「なぜウチが払ってるんだろう?」と感じてた方、
ぜひこれを機にやり方を見直してみてくださいね。