こんにちは、黒羽です。

今回は、よくいただく質問の一つについてお話しします。

「大手のホームマッサージに就職すれば、営業のやり方とかレセプト請求の方法とか、そういった開業に必要なノウハウも教えてもらえるんですか?」

という質問です。

これ、結論から言いますと——
多くの会社は「教えてくれません」。

いや、厳密に言うと、「教える必要がある仕事」ならば教えます。
たとえば、レセプト請求が業務として明確に含まれているなら、その部分は説明してもらえるかもしれません。

でも、基本的に会社側は“教えたくない”と思っているのが本音なんです。

なぜか?

それは簡単で、会社からすると、
施術スタッフ=会社の売上の源泉なんですよ。

免許を持っていて、クレームも少なく、患者さんウケも良く、長く続けてくれる。
そういうスタッフが一番ありがたいわけです。

でも、レセプト請求のやり方を教えてしまうとどうなるか?

そう、一連の流れを全部覚えた上で、「じゃ、独立しまーす」と退職されてしまったら、患者さんをそのまま連れていかれるリスクが出てきますよね。

これ、会社にとっては大ダメージです。

だからこそ、あえて教えない。
レセプト請求を“ブラックボックス”にしておくことで、会社の命綱を守ってるわけなんです。


そして、中にはこんな会社もあります。

受付の事務員さんに、飲み会で「ちょっとレセプトのこと教えてよ〜」と聞こうものなら…

「そんな話は禁止です」と就業規則に書かれている会社すらあります(笑)

いやいや、飲み会での会話を規制するなんて、正直どこまで法的に有効なのか?
職業選択の自由がある以上、「教えてもらったことを活かして独立」すること自体は、違法でもなんでもないんです。

もちろん、患者情報を持ち出すとか、会社の内部機密を漏らすのはアウトです。
でも、請求ノウハウのような“頭の中の知識”については、どうにも証明できませんからね。


じゃあどうするのか?

答えはシンプルです。

自分で学びに行くしかないんです。

しかも、「安い給料でもいいので、教えてくれる個人経営のところで雇ってもらう」とか、
「ボランティアで手伝う代わりに学ばせてもらう」とか、
「セミナーや教材を買って独学する」とか…

とにかく、“学ばせてもらうための対価”をこちらから差し出す姿勢が大事なんです。

会社にとってもメリットがあるようにしないと、情報って教えてもらえません。
情報を得るってことは、結局「交換」なんですよね。


そして最後に、安心してください。

訪問鍼灸マッサージのレセプト請求なんて、一回覚えたらほぼルーチンです。

最初だけちょっとわかりづらいかもしれませんが、保険者さんに確認したり、間違ったら修正すればいいだけ。

不正請求は絶対にダメですが、わからないなら素直に聞けばいいんです。

開業したいなら、給料よりも「情報に価値を感じる姿勢」が大事。
くれくれ君ではなく、自分から差し出す。

それが、独立への最短ルートです。


ということで、

「大手に就職すれば全部教えてもらえる」

という考え方は、一旦リセットしましょう。

本気で学びたいなら、学びに行く姿勢を。
本気で独立したいなら、情報のために自分のリソースを投資することを意識してみてください。