こんにちは、黒羽です。

今回は、「訪問鍼灸を開業したいけど、何から始めたらいいのかまったく分からない…」という方のために、

最初に準備すべき道具と、順序立てた行動のステップをお伝えします。

これを読んでもらえれば、ムダな出費を防ぎつつ、スムーズに開業まで進められると思います。

ぜひ、チェックリスト感覚で読んでください。


■ 最低限そろえるべき道具はコレ!

☑ パソコン(書類作成や請求業務に必須)

☑ スマホ(患者さん・ケアマネとの連絡用)

☑ プリンター(同意書や書類印刷に)

☑ FAX(可能であれば。年配のケアマネさんはまだ使っていることがあります)

☑ 仕事用の足(自転車、バイク、車など/軽の中古車がコスパ最高)

高価な道具や設備はいりません。

「事業用=ケチるのが正解」です。

とくに車は軽の中古で充分。

ピカピカの新車を買ってしまうと、ちょっとの擦り傷で修理したり、車両保険に入ったりと、余計な出費が発生しがちです。

多少汚れていても「仕事道具」と割り切るのが、開業初期の鉄則です。


■ 最初のステップは「集客」ではなく「就客」

「集客よりも、就客(=営業活動)」にまず全力を注ぎましょう。

どこに営業すべきか?答えはシンプルです。

→ ケアマネさんがいる「居宅介護支援事業所」一択です。

なぜなら、ケアマネさんはすでに患者さんを多数抱えているからです。

別の業種や介護施設にあいさつまわりしても、患者紹介にはつながりません。

時間も体力も限られる開業初期は、「ケアマネに絞る」ことが最短ルートです。


■ 営業に行く前に「分析」を忘れずに

闇雲に飛び込み営業しても成果は出ません。

まず以下の3つを調べてください。

① 市場(ニーズがどれくらいあるか)

② 競合(ライバルはどれくらいいるか)

③ 自分(あなたの強みや差別化ポイント)

この分析がないまま営業すると、「何ができる人なのか」すら相手に伝わりません。


■ 営業前にやっておくべき3つの準備

① 自分のエリア(商圏)を確認
どの地域にケアマネ事業所があるのか、同意書を書いてくれそうな病院はどこかを調べます。

② エリアマップを作成
Googleマップでも手書きでもOK。地図に書き込んで、視覚で動線を確認できるようにしておきましょう。

③ 要介護者数の把握
市役所や自治体のホームページ、介護保険情報サイトなどで、地域の要介護認定者数を調べてみましょう。

ここまでやってから動き出すと、営業活動の成果がまったく変わります。


■ まとめ

・訪問鍼灸の開業に必要なモノは最小限でOK
・車は軽の中古で十分、スマホとパソコンがあれば大丈夫
・営業は「ケアマネ」一択、他は時間のムダ
・営業の前に「市場・競合・自分」の3つを分析せよ
・商圏確認→マップ作成→要介護者調査の順で準備を

このステップに沿って進めれば、ムダなく、効率的に開業準備ができます。