こんにちは、黒羽です!

 

今日取り上げるのは、 「医師同意書発行料」に関する重要な注意点 についてです。

これ、知らないと大きなトラブルにつながるかもしれませんよ!

同意書発行料の基本ルール

医師が発行する 「同意書」 の発行料は、 医科点数表に基づいて100点(1,000円) と決められています。

これは診療報酬として算定されるもので、医療機関が自由に金額を設定することはできません。

 

診断書と同意書は違う!

ここで注意したいのが、 「診断書」と「同意書」は全くの別物 ということ。

例えば、インフルエンザの予防接種証明書や一般的な診断書は、 実費請求が可能で、金額を自由に設定できる ものです。

 

一方で、 「同意書」は療養費の一環として保険適用 されるため、発行料が100点(1,000円)と固定されています。

この違いを医療機関が正確に理解していない場合、トラブルが発生しやすい のです。

 

トラブルの実例:自由設定の問題

実際に、ある病院では同意書発行料を 実費で3,000円〜5,000円 として患者さんに請求していました。

これが保険者の突合調査で発覚し、以下のような問題が起きました:

 

過去数年間分の保険請求額が返金対象に 。

今後、そのクリニックでは同意書の発行ができなくなる 。

患者さんにも迷惑がかかる結果に 。

 

この問題をどう防ぐ?

では、こうした問題を防ぐために何ができるのでしょうか?

 

ポイントは、医療機関との連携と正しい情報の共有 です。

 

1. 点数表を共有する

医科点数表には、「同意書発行料100点(1,000円)」と明確に記載されています。
この内容をプリントアウトして、クリニックの医師や事務の方にお渡しするのが効果的です。

 

2. 診断書と同意書の違いを説明

診断書は自由設定可能である一方、同意書は保険で定められた金額しか請求できないことを丁寧に説明しましょう。

 

3. 定期的なフォローアップ

クリニックとの関係性を深めるためにも、定期的に訪問し、保険請求の仕組みや最新情報を共有する機会を持つと安心です。

 

 

黒羽のひとこと:患者さんに迷惑をかけないために

 

同意書発行料のルールを正しく理解し、適切な運用をすることは、患者さんに安心して施術を受けていただくための基本です。

また、医療機関との連携をしっかり取ることで、信頼関係を築き、スムーズな保険請求が可能になります。

 

「正しい知識」と「信頼の構築」で、患者さんも施術者も安心できる環境を目指していきましょう!