こんにちは!「1人で自由に稼ぐインフォセラピスト」の黒羽来富です。
今回は、「友人や同級生と一緒に開業しても上手くいかない理由」についてお話しします。
開業する際でどうしてもあの一人じゃ不安だから
友人や同級生と一緒に手を組んで一緒にやろうか。
という形で開業される方もおられると思います。
しかし、このパターンは、ゆくゆく必ず
仲間割れして終わることが多いです。
最初はやっぱり気心の知れたねえ人と
やれば安心感もあったりすると思うんです。
全然知らない人を雇ってスタートするよりも、
何か知ってる人同士が手を組んで行ったほうが、
新しい人を雇うよりスタートしやすいなぁ
という気持ちがあるんです。
まず、友人とか同級生と一緒に開業してやるって事は、
誰か一人がリーダーにならないといけません。
リーダーが2人いると、経営権や最終決定権を誰が握るのかっていうが、
わからなくなってしまうので、
基本的にその中で1人だけリーダーを決めないといけない
といけません。
リーダーが決まったら、その人がトップになって舵取りをしていくんですけども
トップである経営者=院長先生と
その他、施術者。
トップである院長は、やっぱり施術以外にも、
経営全般や院の方針を決めたり、
またいろんなセミナーや異業種交流会などに行き、
情報を仕入れたりとかするのです。
そうなってくると、その院長っていうのはやっぱり外に出ることが多くなります。
院長以外の人は、あまり外出ることなく、院内の事しか解りません。
スタッフは、日々施術をこなすだけで、暇な時は施術の練習をしたり、
マニュアルを作成したりするだけ。
ここで院長とスタッフとのズレが生じます。
それは価値観や方向性。
院長は売り上げを上げて規模を大きくしていきたい!!
という気持ちが強いですが、
スタッフは、あまりそんなことを望んでいません。
安定した給料と待遇。
できれば、忙しすぎる状態は嫌。
院長が、新しいことを仕入れてくるのは勝手だが、
いろいろなことを覚えろ!と言ってくるのが、正直しんどいし、
何かを覚えるんだったら、その分給料あげてくれ!
とスタッフは思うわけです。
そもそも、給料は施術の対価として支払われています。
だから、売り上げを上げることが直接スタッフにも還元されるものだということを
しっかり説明しないと院長とスタッフのズレが生じてきます。
そして、そのような説明を常に繰り返ししないと、どんどんズレが深まってきます。
特に友人や同級生だとストレートに言いたいことも言い合えるので、
余計に態度に示したり、施術をボイコットしたり、
仲が良いだけにマイナスの結果を生じやすいのです。
先ほども言ったように、
院長は外で様々なものを吸収して人間的に経営者として成長して
いきますけども、
他のスタッフは、院の中の事しかわからないので、
成長の度合いが全く違ってきます。
経営者マインドと従業員マインドの差はこのようなところで生まれてくるのです。
ですから、最初から友人や同級生でスタートする事は最初は良いかもしれませんが、
後々このような結果になりやすいので、
しっかりと協力してやるならば、お互いの立ち位置や経営方針を共有して、
同じ方向を向いて進んでいく必要があるのです。