こんにちは!「1人で自由に稼ぐインフォセラピスト」の黒羽来富です。
今回は、「 発言は無視しろ!行動だけを見ろ!! 」ついてお話しします。
治療院を経営する上で、人を雇う時があると思います。
その時に注意しなければいけない点があります。
それは、
「相手の言葉ではなく行動を見ること」。
面接時には、自分の良いことだけを言い、都合の悪い事は隠しているケースがあります。
私は昔、母子家庭の女性を雇ったことがあります。
当時は、助成金がもらえたため、目が眩んで冷静な判断ができなかったのも事実です。
その方は4人子供さんがいて、面接時はパートの形で募集されてきました。
施術業は、施術が商品のため、休まれると非常に困る業種です。
特に、子供がいる女性は、お子さんが熱が出たりいろいろなイレギュラーな事態が起きて、
休まれることがあります。
ですから、
お子さんが熱が出たときに誰か見てもらえる人がいますか?
と聞いたら、
「子供はほとんど熱を出しませんし、もし出ても上の子が面倒を見てくれるから大丈夫です!」
と。
私もまだ、若かったせいか安心して、
きちんと勤務日や時間を確認し、間違いなく出勤できることを再度確認しました。
しかし、雇ってしばらくして
徐々に休みがちになられました。
「子供が熱が出たので…」
「じつは、実家が遠くて…見てもらえなくて。」
「言ってなかったんですけど、実は上の子が登校拒否で….学校を休みがちで。」
「私が家にいないといけなくて…。」
面接時には言われなかった事が、ボロボロ出てきたのです。
休んだり出たりでこちらは振り回され、
いきなり営業開始前に電話かかってきて、
「今日は休みます!」と言うドタキャン欠勤が、頻繁に続いて困ったのです。
店は、施術の予約を取っていますので、いきなり休まれるとお客様にも迷惑かかってしまいます。
結局、何度か注意したけれども、
その方から出た言葉が、「重々承知です!」
と言う言葉だったのです。
重々承知?
わかっているけども行動に表せてない結果。
私は、その時学びました。
人を雇った場合、その人の言葉ではなく行動だけを見て判断する必要があることを。
結局、その方に業務改善指導書を渡してできるだけ改善するように伝えたのですが、
無理で、やめてしまいました。
最後に引き継ぎすることもほったらかし、
有給もバンバン使われて、トラブルだけ起こして辞めて行ったのです。
それから私は、人を見る時には基本的に行動だけを見るようにしているのです。
非情かもしれませんが、経営者はこのような視点を持つ事はとても大切なのです。