こんにちは!「1人で自由に稼ぐインフォセラピスト」の黒羽来富です。
今回は、「社員にボーナスを払えることが社長の成績表??」についてお話しします。
昔、いろいろ手広く展開している治療院業界の年商◯億円稼ぐ社長が、
このようなことを言っていました。
「社員にボーナスを払えるかどうかが、
社長の成績表だ!」
「俺は、毎年3回社員にボーナスを払っている!」
と、自慢げに言っていました。
当時、私はこれを聞いて、
心の中で摩擦が起きました。
私は社員にボーナスを払えていない…
てか、もし毎年カッコつけて払って、会社の利益が底をついたらどうしよう…
社員にボーナスが払えない社長は、成績表が悪い。
つまり、私は落ちこぼれ社長なんだと…。
凹みました。
それから数年後…
この社長は今でも、変わらず社員年3回もボーナスを払っているのかは、分かりません。
むしろ、拡大すぎて固定費に圧迫されているかもしれません。
私はといいますと、色々あり現在は社員をゼロでマイクロ法人として、
1人社長をやって、社員にボーナスを払うという、プレッシャーもなく自由に働いています。
今だから言えますが、
あのマインドは非常に危険です。
まず、基本的に成績表を良くしたければ(社員にボーナスを毎年払い続ける)には、
常に事業を拡大し続けないといけません。
そして、拡大するには人やお金、設備などの物がたくさんいります。
さらに、毎月、人件費や家賃などの固定費ももかってきます。
ビジネスは必ず波があります。
いい時もあれば悪い時もあります。
そして事業を拡大すればするほど、利益は上がるものでなはく、実は利益が逆に減っていく事が多いです。
「力が分散するからです。」
私は、個人的に拡大することはリスクだと考えています。
自分が得意な事を見つけて、固定費をなるべくかけないビジネスを行い、
石橋を叩いてコツコツと積み上げていく方が長期的に上手く行きやすいと思っています。
これは、私自身怖がりなため、性に合っているからです。
また、社員にボーナスを払うために、社長が全てを投げ出し、成績表を良くしようと必死になるのは、
いずれ組織崩壊と社長が燃え尽き…バーンアウトしてしまうでしょう。
私はこれからも、社員を雇うつもりはありません。
なぜなら、ネットが普及した今、日本でビジネスをするのに、
雇用はコスパが悪いからです。
解雇ができない、マネジメントのストレスが溜まる、社会保険料増加、有給休暇取得義務化…まだまだあります。
今は、1人でも頭を使えば、誰にも縛られずに安定的な収入を得ることができる時代と環境にあるのです。
そもそもみなさんは、株式会社の定義を理解していますか?
株式会社とは、営利目的の組織で、
株主に利益を還元すると言うシンプルな構造です。
自分が全資本を出資して行った事業であれば、自分が100%筆頭株主です。
であるならば、まずは自分に利益を残すこと。
そして、会社の利益を残すこと。
を優先的に考えることが大切です。
もちろん業績に関係なく、まず社員にきめられた給料を払います。
その中で業績が良い時、利益が予想以上に出たときに初めてボーナスを社員に出すかを考えることが大切です。
個人的には、きちんと数字として結果を残した社員のみに成果報酬としてボーナスを出した方が良いと考えています。
最初からボーナスを年3回出しますよ!
と、明言するのも危険です。
面接の時に言っておいて、もし出さなかったら社員のモチベーションが下がりますし、
そもそもボーナスが出るものと言うマインドに陥ってしまうのも非常に危険です。
それでも、あなたは社員にボーナスを払えることが自分の成績表であると、
自分に思いきかせて、いい人社長マインドのままで経営をしていきますか。