個別指導のターゲットになる整骨院はどのような特徴があるのか?
それは・・・・。
どうも!「1人で自由に稼ぐインフォセラピスト」黒羽来富です。
今回のブログでは、「個別指導のターゲットになる整骨院」ということで、どんな整骨院に個別指導が来るのか?というお話をしていこうかなと思います。
私も初めて個別指導が来た時は、「なんで私の院に来るのか?」本当に疑問でした。明らかな不正をしているつもりもなかったのに・・・。
それで色々と調べた内容(過去に個別指導をくらった先生の話)と私の経験も含めてお伝えします。
ズバリ!個別指導が来やすい整骨院の特徴は
- 返礼が多い整骨院儲かっている整骨院
- 患者さんや同業者からのタレコミ
- スタッフの内部告発
- 看板やホームページなどで不正請求を行っていそうな整骨院
などが挙げられます。
これを聞いてゾクってされる方もいるかもしれません・・・。でも、これを知っておくだけで対策もできますし見直すキッカケになりますからね。
では、一つづつ説明していきますね。
返礼が多い整骨院
まず返礼が多い整骨院は保険者から目をつけられています。
あなたの院に「もう少し部位数を制限してください。」等の通知が来たことはありませんか?
これは、保険者に目をつけられている兆候です。実際に私の院にもこの通知が来ていました。
最初はなんだこれ?いつもの役所仕事で「保険請求のチェックを厳しくしてますよ。」というぐらいのつもりでした。
しかし・・・数年後、個別指導!
- 患者照会で負傷部位や原因に相違がある。
- 負傷部位が頚部・肩関節部・腰部等同じ場所が多い。
- 3ヶ月で同時治癒
などある一定のパターンがある場合も保険者が縦列チェック(整骨院の請求パターンをデータで弾き出す)をしているのでそれがすぐに目立ちます。
こういう事をしていると保険者の目も厳しくなりますから、注意して下さいね!
欲を出して無理やり3部位請求をすると、後で雪だるま式に不正の疑いが高まることになるのです。
儲かっている整骨院
儲かっている整骨院は注意が必要です。
月の保険請求が300万以上の整骨院は要注意です。
300万の保険請求って1日100人以上の来院数が必要ですが
それ以下の整骨院でも来るときは来ますので。(実際私の院では150万〜200万ぐらいの請求でも来ましたからね。)
厚生局は年間で、個別指導をする整骨院に目をつけています。
個別指導をする整骨院からより多くの返還金を搾り取ろうとするため、
1番儲かっている整骨院をターゲットにするのです。
儲かっている整骨院=不正をしているのではないか?ということです。
最悪ですよね〜。こっちは一生懸命にたくさんの患者さんを治療してその対価としてお金をいただいているのに・・・。
儲かることは悪なのか?という疑問すら感じます。
患者さんや同業者からのタレコミ
これは患者さんとの仲が悪くなったときに起こる現象です。
例ですが、私が聞いたところによると・・・
「患者さんが朝方、整骨院に入ろうとした時シャッターが降りてきて頭に当たってしまい、それを対応したスタッフの対応が悪かったためタレ込まれたそうです。」
良いときは良いが悪い時は鬼にもなる・・・ん〜注意が必要ですね。
あと、
同業者は、基本儲かっている整骨院を妬みます。
看板やホームページなど見て実際、店に患者としてやってきます。
店内の掲示物を見たり、スタッフに色々聞いたり、無資格者施術(ホームページで事前にスタッフの免許をチェックして)など不正をしてないか調べているのです。
それを確認してから厚生局にチクる・・。
(でも、ちゃんとした証拠がいるので。例えば、録音するか写メをとるとか。)
スタッフの内部告発
これは、以外に盲点ですが。身内が謀反を起こすケースです!
スタッフって関係が良いときは良いですが・・・。
もめてやめられた時はね〜。
もめる原因は、
- 残業代未払い
- 有給休暇を取らせない
- 不正に加担させる
- パワハラ
などがあります。
あとは野となれ山となれみたいな感じで混乱を招いて去っていく最悪なスタッフもいます。
「今までのことをすべてバラしてやる!」とか最悪ですよね。
何も言わず去って行ってもあとでしっかり厚生局に情報を流して
「〇〇院に勤めていた〇〇ですが、あの院は不正をしています。私は免許を持っていませんがマッサージをさせられました。また、怪我じゃない肩こりを普通に保険請求をしていました。その他にも・・・・。」
このように厚生局にチクって憂さ晴らし、心の中で「ざまーみろ!」など言う悪質なスタッフもいます。
ちなみに、このような内部告発するスタッフも勇気がいります。なぜならば、匿名では信憑性にかけるので必ず自分の実名と勤務していた証拠もいるので自分の素性を明かさないといけません。
そうでないと日々忙しい厚生局の役人は動いてくれませんから。
本当に告発するケースは珍しいと思います。脅すぐらいでしょう。
だから必ずスタッフには恨みを買わずに去ってもらわないといけません。
看板やホームページなどで不正請求を行っていそうな整骨院
これは、たまに見かけますね〜。
看板でデカデカと「肩こり」や「保険が使えます」など書いているケース。
これを見た人は「肩こりで保険が使えるんだ〜。」と勘違いするのです。
そもそも整骨院は保険でマッサージしてくれるところという意識がなかなか抜けません・・・。
特に、大阪なんか整骨院のメッカですから、ひどいですよ。
「ザ・大阪のおばはん」(紫色の髪でパーマかけたガラガラの虎のセーターきている)がね・・・。
「ここはどれぐらい揉んでくれるの〜?」って、ワンコインで長くマッサージをしてくれるところを値踏みしているのです。
こんな患者来たら、ムカつきますよね〜!マジ勘弁!
「帰れ〜」って思いますよね・・・。
厚生局はすべての整骨院の看板をチェックしてはいませんが、タレコミがあって現地調査で発覚し個別指導に繋がることもあります。
結構見落としがちですが、ホームページは注意して下さい。
今やネットで検索すればなんでも分かる時代ですからね。
厚生局員は、現地に行かなくても分かります。
例えば、
スタッフの自己紹介で、資格を持っていないのに施術をしている写真が載っている。
管理柔整師がブログで休暇をとって遊んでいる日に保険請求した。
など、かなり怪しまれる原因になります。
こちらとしては、どうしても集客に繋げたいから、色々とプライベートを載せたり自己開示したいところですがね。
ん〜。グレーに表現してるつもりでも厚生局の目は厳しいのです。
本日のまとめ
- 返礼が多い時は個別指導の前兆かも!
- 儲かっている時こそコンプライアンスを守れ!
- 同業者から目立つことは避けろ!
- 患者やスタッフの怒りを買うようなことはするな!
- 看板やホームページを見直せ!
なかなか最初から変える事は大変かもしれませんが、少しずつでもいいので見直していきましょう!
コンプライアンスを守る事が後々あなたの財産を維持することに繋がりますからね。
では、本日はこの辺で。
これからどんどん個別指導についてお伝えしていきますのでよろしく!
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