こんにちは!「1人で自由に稼ぐインフォセラピスト」の黒羽来富です。

今回は、「自費移行する整骨院は柔道整復師を減らした方がいい?! 」ついてお話しします。

整骨院は自費移行しないと生き残れない

今の整骨院業界は保険の取り扱いが厳しくなって、多くの整骨院が自費移行に向かってるところです。

しかし、まだ保険を主軸でやっている整骨院は多いと思います。特に地方は。

大阪など関西地区はかなり厳しく取り締まられていて、個別指導も盛んに行われ廃業に追い込まれたり、売り上げが低いからもう整骨院を辞める方も結構おられるようです。

それはなぜか?

その前提にあるのが、今までそのキャッシュポイントだった保険が使えなくなったことでしょう。

そのために数年前から自費移行して、完全自費化するか、保険も取り扱いながら自費もやるというスタンスに変わりつつあります。

ですが、なかなか手法が分からなかったり、患者が減るのが怖い!売り上げが下がるのが怖い!からと踏み切れないところが現状でしょう。

さらにここに、メンタルブロックもかかり余計に自費移行に壁ができるのです。

自分自身が保険マインドのまま自費になってしまうことで起こる現象とは?それは

例えば、前は数百円払っていた患者さんから3000円や5000円をもらうことがなかなかできないという、メンタルブロックです。

これまでの整骨院の規模

前まで保険を主軸にした整骨院は、柔道整復師以外にいわゆる免許を持ってない素人や整体師を、たくさん抱えていました。

理由は、マッサージができる人なら誰でもいいから免許なしの学生や整体師なら安い賃金で済むのです。

数をこなすことが重要だった時代。

保険を主軸にしていると、大体一人当たりの施術単価は1300円から1500円ぐらいです。

そうなるとやっぱり数をこなさないと売り上げが伸びないのです。

保険を主軸としている整骨院でたくさんスタッフを雇っているところは、患者さんが1日30人とか50人くらい来てもらわないと儲けになりません。

たくさん従業員を抱え込んでおられる大規模な整骨院であれば、100人とかザラにあった時代もあります。保険を主軸にしていると数をこなさいといけないので、沢山スタッフが必要だったんです。

自費移行で売り上げはどう変わるのか?


今後、自費移行になってくると患者さんの層が変わるようになります。

保険の安さ目当ての、保険のみ患者の数が減ります。

自費でもやって欲しいという方だけが残るので、基本的には患者さんの数は激減します!

ただ、自費を取り入れることで多少単価も上げることが出来ますから、最初は保険プラス自費という方法がいいでしょう。

完全自費の場合は、患者激減し売り上げはおそらく半分以下になりますから、他の収入源がないと厳しいかもしれません。 

自費患者が増えて軌道に乗るのに最低1年はかかると思いますからね。

売り上げが半分以下に減っても、1年ぐらい今のスタッフの人件費や家賃を支払い続けることができないと難しいです。

スタッフが辞めると言ったら喜ぶべき!?

完全自費移行して患者さんが減ると、スタッフが暇になります。

そして、今まで持て余していたスタッフが正直重荷となるでしょう。

自費移行すると売り上げが必ず減りますので、こちらとしても人件費を削っていかないと赤字になってしまいます。

従業員を抱え込んでしまうとそれが経費となって自分の首を絞めることになるので、その辺りをよくよく考えて自費移行しないといけません。

これからは自費移行しないと整骨院、および柔道整復師は生き残っていけませんから、自費移行するためにスタッフの人数も減らしていかないといけないのです。

今までは、多くの整骨院がスタッフが辞められては困ると思っていました。なぜなら、マッサージ要員が減ると患者さんを回せなくなるから。

しかし、これから自費移行する整骨院は、むしろ自分から辞めるスタッフがいたら喜ぶべきだと思います。

言い方次第ではキツイ言い方かもしれませんが、向こうから辞めたいですと言ったらラッキーと思った方が良いのです。

何故ならば、こちらから辞めて下さい。と言うと、不当解雇など色々と問題があって面倒な事になるからです。

向こうが辞めたいと言ってくれるなら、その分人件費が浮きますよね。

柔道整復師なら大体月20万ぐらいですから、もし社会保険料をかけていれば給料の15%が社会保険料なので、だいたい23万位コストが必要になります。 

そのコストが減る分、こちらとしては利益として残る確率が大きくなります。

スタッフが減るっていうことは、ある意味、自費をしやすい状態になると言えるのです。

どういうことかと言うと、こちらのかかるコストが減る分、自費をしても傷が小さくて済むためです。

スタッフを減らすメリットとは?

スタッフがたくさんいる状態ですと、人件費がかかります。その状態で自費移行してしまうと、患者さんが減るので絶対的に売り上げが下がります。

売り上げが下がった状態で人件費も今のままだと、かなり痛いですよね。

自費移行したら必ず売上が一時的に減りますが、でもその段階でスタッフが少なくなってれば傷も小さくてすむというわけです。

これから整骨院は自費移行に向かっていかないと生き残れませんからスタッフは少人数でいいんです。

だからやめたいと言って来たら、やめさせてあげたらいいんです。

そしてある程度の少数精鋭になった時点で自費移行にすると、リスクが少なくて済むのです。

今後は柔道整復師は少数精鋭にするべき

無駄に求人かけて柔道整復師をたくさん雇用せず、自費移行していきましょう。

もしくは柔道整復師は少人数だけにしておいて、外傷とか保険が使える施術をしてもらい、保険請求してコンプライアンスを守りましょう。

ここで整体師を使って施術してしまうと不正請求となって、個別指導でやられてしまいます。

柔道整復師は少数精にしておいて、そこで保険治療を行い、それでも求人が必要であれば鍼灸師を雇って訪問鍼灸をプラスするなど、そういった工夫も出来るのです。

現時点では、保険主軸整骨院なら

保険+自費+訪問鍼灸でやり続けながら整骨院の規模を小さくして、なるべく人を雇わずにやっていく方がリスクが少なくて済むと思いますよ。

まとめ


保険主軸の整骨院が、いきなり自費移行したら患者さんの数が激減し売り上げはかなり下がります。

その状態で柔道整復師をたくさん雇用している状態はかなり危険です。

むしろ柔道整復師が辞めて少なくなった時が、自費移行のタイミングです!!

詳しくは….

↓下記、画像をクリックすると動画を再生します。